妊娠希望者、生理不順などで、
基礎体温を毎日つけている方。
グラフがきれいにならないと、
気になってしまいますよね。
婦人科などに通って、
色々調べてもらうのも必要ですが、
普段の生活スタイルも大事ですよね。
私の友人Aも、昔生理不順で通院し、
基礎体温を付けていたと
言っていました。
友人A「基礎体温って、毎朝起きて
動く前に計らないといけないから、
結構めんどくさくて。
体温計を咥えたまま、寝ちゃったり
することもあるんだよね」
私 「どうやったら理想的な
グラフになるの?」
友人A「私は病院で薬もらってるけど、
規則正しい生活や、バランスの良い
食生活も大事って言われたよ。
気をつけなきゃと思いつつ、ついつい
怠けて過ごしてる間に、治ったんだけどね。」
具体的には、どんな生活を心がければ
良いのでしょうか?
私も女性として知りたいです。
そこで、今回は基礎体温を乱す原因と整える方法について
調べてみました。
基礎体温のメカニズムとは?
そもそも、基礎体温というのは
どういうものなのでしょうか。
基礎体温とは、最も安静時の体温、
つまり、朝起きて動く前に計る体温、
のことを指します。
毎朝同じ時間に、舌下で計るのが、
ルールです。
計る時間が大きくずれると、
体温もだいぶ変わってしまいます。
女性の場合、0.3度~0.5度の間で
周期しており、低温期、排卵期、高温期の
3つに分かれています。
- 低温期
- 排卵期
- 高温期
月経がはじまってから2週間程、
体温の低い期間が続きます。
体内では卵巣が妊娠に向け、
卵胞を成熟させていきます。
体温が低温期より下がります。
卵胞が卵子を放つ『排卵』を行い、
卵子が精子と受精し、着床すれば
妊娠となります。
一度下がった体温は、
2~3日で高温期に入ります。
排卵期後に体温が2週間程高くなります。
体内では着床に備えて、
子宮内膜が厚くなります。
着床しなかった場合、子宮内膜がはがれ落ち、
月経となります。
通常、このサイクルが約1か月単位で
繰り返しますが、卵巣機能等に異常があったり、
体調を崩すと、リズムが崩れてしまいます。
基礎体温表を作ることで、
下記のような自分の体調の変化を
見つけることができます。
・生理の時期
・排卵の時期(きちんと排卵できているか)
・妊娠しやすい時期
・いつが体調悪いか
このように、グラフにすることで、
目で見て確認し、
自分の体を知ることができます。
これから計り始める人は、
是非ルールを守って測定してくださいね。
グラフがガタガタ 原因は?
では、基礎体温表を付けたところ、
理想通りのグラフではない場合、
どんな原因があるのでしょうか?
いくつかのグラフパターンを紹介します。
- 低温期が短い
- 低温期が長い
- 高温期、低温期の差がなくガタガタ
- 高温期がガタガタ、期間が短い
卵胞が成熟する前に放出されるため、
妊娠しにくくなっています。
卵胞の成熟に時間がかかり過ぎているため、
卵胞の質が下がり、
妊娠しにくくなっています。
自立神経の乱れ、ストレス、過労などにより、
体のホルモンバランスが崩れています。
出血があっても、無排卵のこともあります。
高温になるとは、つまり体が熱を放出して
エネルギー活動をしているという事。
体の変化を支えるパワーが足りないため、
着床しにくかったり、流産をしやすい
体質になっていることもあります.
基礎体温は、日常生活のちょっとした変化にも
影響を受けますが、体内のホルモン異常や、
生殖機能の異常も考えられます。
一度病院で検査してもらう事も大事ですね。
日常生活で気を付ける3つのこと
先ほど、病院で調べてもらう事も大切と
書きましたが、日常生活を気を付けるだけで、
基礎体温が改善することもあります。
日常生活では、どんな事に
気を付ければ良いのでしょうか。
- 睡眠
- 体を冷やさない
- 食事
- リラックスをする
睡眠時間が短いと、十分に体が休めません。
そのため体温が下がりきらず、
高くなってしまうことがあります。
少なくとも4時間は睡眠時間を取りましょう。
体の冷えは、内臓機能の低下につながります。
高温期の体温を維持するためにも、
睡眠時は、過度にエアコンを使わず、
夏は28度、冬は20度くらいが理想です。
『バランスの良い食事』はもちろんのこと、
体を温める効果のある、温かい飲み物や、
根菜を多く取るよう心がけましょう。
疲労やストレスは、体の自立神経や
ホルモンバランスを乱します。
寝る前に深呼吸やストレッチをし、
趣味の時間を設けるなど、リラックスを
心がけましょう。
基礎体温のグラフがガタガタな方は、
上記の中で何が足りないか確認し、
取り組んでみてください。
体の不調期間が短いほど、回復も早いです!
体バランスを整え、女性としての
素敵な生活を過ごしましょう!