火星！地球との距離はどのくらい？

映画や小説にも取り上げられる、赤い惑星「火星」！
ある時期、マスコミは、
たくさん「火星」を取り上げましたね。

「生物が存在している！」とか、
「人間が住める場所！」などと。

住めるなどと、言っていますが、
この惑星は、どんな所なのでしょうか？
火星から、地球までどのくらいの距離なのでしょうか？

火星の情報を含めながら、
宇宙の不思議を、紹介します！

地球から火星までの距離

「地球から火星までの距離は、どのくらいか？」
この質問の答えは、一つではありません！
なぜでしょうか？

それは、地球の軌道と、火星の軌道が異なるからです。
火星の軌道は、楕円を描いており、
約2年ごとに地球に、近づいたり遠ざかったりします。

地球は、太陽の周りを365日で一周するのに対し、
火星は、687日をかけて、一周します。

地球は、780日毎（約2年2か月毎）に、
火星を内側から追い越します。

ちなみに、太陽と地球の距離は、「約1億5000万km」、
それを、他の単位で言うと1天文単位と言います。

そして太陽と火星の距離は、「約2億2800万km」、
1.54天文単位です。

これら惑星の軌道が、異なるため、
お互いが大接近したり、遠ざかったりするのです。

では、地球と火星が最も「近づいた」場合、
距離はどのくらいでしょうか？

ずばり、「約5400万km」です！
地球から太陽までが、1億4960万km離れているので、
近い……と言えるでしょう。

もし、日本の新幹線が、
時速400kmを出して、火星に行けたと仮定すると、
「約16年」かければ、到着できます。

もう一つ、地球と火星が最も「離れている」場合は、
どのくらいでしょうか？

「1億km程度」です！
最も近づいたときに比べて、その差は約2倍です。
大接近の周期は、約15年起きです。

ところで、
最近、地球と火星が大接近したのは、いつでしょうか？
それは、2003年です。

とすると、次に大接近するのは、
「2018年」ということになります。
この時、距離は5759万kmになるそうです。

このように、注目されてきた「火星」ですが、
実際にどんな惑星なのでしょうか？

火星はどんな所か？

ある惑星科学者は、銀河に浮かぶ、惑星について、
このように、コメントしました。
「火星は寒すぎ、金星は暑すぎ、地球はちょうどいい。」

このことから、
火星は、決して環境の良いところではない、
ということがわかります。

これまで、科学者たちは、火星を調査するために、
ロケットを飛ばし、地球にいながら、
探査機を通して、情報を得てきました。

火星の土は、どのようなものか？
この惑星には、水があるのでは？
など、調査されてきました。

今は、生命が存在することを、確認することは、
できていませんが、今も、2基の衛星で、
火星を、調査しているようです。

まとめ

「火星」は、将来、
人が住めるのではと、期待されています。

地球と火星の距離が、一番近い時であれば、
核燃料ロケットを使えば、
約4か月で到着できるそうです。

わたしは、個人的には、
赤い惑星で、とても寒く、
砂地の惑星には、行きたくないですね。

しかし、宇宙など未知の世界について、
研究し発見するのは、ワクワクすることです。
2018年、火星に人間は降り立つでしょうか？

わたしたち人間が住む、この「地球」。
この星は、人間の必要を見たすだけでなく、
幸福をもたらしてくれる、素晴らしいところですね。

火星と地球を比べてみて、
「ここに住めることを感謝し、大切にしなくては」と、
改めて感じます。