大学に通う娘が、
アメリカに1年間、留学します。
ホームステイ先で
うまくやっていけるのかも心配でしたが、
向こうで足りないものが
あるんじゃないかと、気が揉めました。
私「服とか、靴とか、向こうのサイズに合わないんじゃない?
薬は?メガネのスペアなんかも・・・」
娘「大丈夫よー、向こうで買うからさー」
と言って、元気に出発しました。
案の定、娘からメールがあり、
やっぱり、送ってほしい、
と言ってきました。
娘「フォーマルドレスと、化粧品とねー、
参考書、それから千代紙みたいな日本ぽい物を送って~」
早速、あれこれ揃えて、
娘のホームステイ先に送ることにしました。
その他にも、インスタント味噌汁や、
好きそうなお菓子を入れたら、
10キロ位の、ちょっとした荷物です。
さて、どうやって、海外に送ろうかしら。
海外に荷物を送るには?
日本郵便と、民間業者を選ぶことができますが、
小包なので、身近な日本郵便にしました。
日本郵便で送る場合も、
EMS(国際スピード郵便)と、
国際小包扱いの、
航空便、エコノミー航空便(SAL)、船便があります。
「EMS」は、世界約120カ国で利用できる
国際航空便です。
日本では日本郵便が取り扱い、
航空便で、最優先に送ってくれます。
郵便局の国際小包では、
「航空便」は通常の空輸便で、
「エコノミー航空便」は、両国間を航空便で、
日本と相手国の中を船便で輸送します。
また2キロまでなら、「小形包装物」として、
割安になります。
大きさは、長さ+幅+厚さが90センチまでです。
EMS、航空便、エコノミー航空便、船便の順に
早く着き、値段も高くなります。
しかし、国、重量によっては、
航空便よりEMSの方が安いこともあります。
アメリカ・ニューヨークへの、
10キロの小包の料金と到着日数は、
EMSで14、000円で3日、
航空便で17、650円で7日でした。
それで、比較的早くて安い、
お得感のある、EMSを利用することにしました。
しかも、EMSは、日本郵便に登録すると、
自宅集荷サービスもあります。
我が家は、幸い、郵便局が近いので、
窓口でラベルを記入することにしました。
インボイスに、差出人・受取人の住所と、
内容・個数・価格などを、英語で記入し、
やれやれ、「送ったわよ」とメールしました。
ところが、1週間後、
「まだ届かないよ〜」と連絡がありました。
あら、もうそろそろ届いてもいいのに?
送り方が良くなかったのかしら?
とりあえず、荷物を出した郵便局で事情を聞く
ことにしました。
海外に荷物が届かない場合とは?
荷物が届かない理由は、
次の3つの場合が考えられます。
- 国内の発送便で遅れる場合
- 外国の税関で止められている場合
- 外国の郵便業局の集積所にある場合
郵便局の窓口係が、それぞれの場合について、
荷物が止まっている可能性を、教えてくれました。
国内の発送便で遅れる場合
日本国内では、
滅多に遅れは発生しないと考えられます。
しかし、エコノミー航空便の場合、
飛行機の荷物入れの空きがないと
後回しにされて、遅くなります。
時期により、遅くなるという
可能性はあります。
外国の税関で止められている場合
海外からの荷物は、税関で検査されます。
送ってはいけないもの、
インボイスに正確な記載のないものなどが入っていたら、
チェックされ、没収、あるいは返送されます。
返送された荷物を、受け取るためには、
また料金がかかってしまいます。
書留または保険付での例外はあるようですが、
EMSでは、現金、貴金属製品は、送れません。
また、カメラ・携帯電話などに組み込まれている、
リチウム電池も、送付の規制があります。
私「うーん、今回は、それらは入れなかったので、
大丈夫なはず」
引火性・発火性のある、スプレー缶も送れません。
アルコール性の高い、
香水、マニキュア、消毒液なども問題あります。
それと、化粧水は、危険な液体かどうかわからず、
そこで止められる可能性が、あるようです。
私「となると、いつも娘が使っていた、
化粧水をわかりやすく説明せずに送ってしまったことが、
原因かもしれないわ」
ラベルには「SKIN LOTION(スキンローション)
alcohol free(アルコール フリー)」
と、きちんと記入する必要があるようです。
アルコールが入っていないことまでは、
確かに記入し忘れていました。
外国の郵便局の集積所にある場合
外国の郵便事情で
届かないこともあるようです。
配達員が、不在票を入れてくれず、
そのままになっている。
配達員が不慣れで、住所がわからずじまいに
なって、保管されていることも。
必ずしも、日本のような丁寧な仕事を
期待できるわけではありません。
海外に小包が届かない場合は?
EMSだと配達状況を、
送り状(ラベル)に記載されている番号(13桁)で
確認することができます。
配達完了をe-mailで知らせてもらう
サービスもあります。
さらに届かないとなると、
ダウンロードできる「追跡請求書」で、
調査してもらえます。
届かない場合は、
6ヶ月以内であれば、調査してくれます。
紛失してしまった場合、損害賠償制度もあります。
国際小包は、保険をつけなければ重量分で、
保険付き国際小包、EMSは、
申出のあった損害要償額となります。
まとめ
早速、郵便局でEMSの送り状番号から
調べてもらいました。
心配していたアメリカの税関は、
何とか無事に、通過していたようです。
そうだとすると、ホームステイ先に
行く途中にあるわけで、もうちょっと様子見ですね。
早速メールが来ました。
娘「今、届いたよー。ありがとう」
やっぱり、アメリカ国内での手続きで
予定より遅れたようですね。安心しました。
それにしても、
やはり、海外に荷物を送る時の注意として、
国際便で送ることができない物に注意し、
インボイスを正確に記入しよう
と思いました。