高齢の母親の一人暮らし!寂しい思いをさせたくない!

友人のA子は、昨日お父様の一周忌
実家へ、帰ってきたそうです。

A子が心配そうに、話すことには、

「父の他界をきっかけに、
 まもなく70歳になる母が、
 一人暮らしに、なってしまったの。

 母の現在の健康状態は、
 とくに問題が、ないとはいうものの、
 やはり心配。

 私は夫の両親と、同居しているので、
 同居は出来ないけど、近所に引っ越してこないか
 と言っては、いるけど、

 『子供に迷惑を、かけたくない。
  いずれ一人で、気楽に暮らしていきたい。』

 という希望で、車で2時間程離れた所で
 暮らしているの。

 私の母は、元々活動的なタイプではない上、
 父が他界してからは、ふさぎこみがちなので、
 一日中誰とも話さない、日ばかりになりがち。

 チラシなどを見せて、趣味を持つよう、
 勧めてみたけど、余り乗り気で
 ないみたい。

 私や父のためなら、骨身を惜しまない母だけど、
 一人暮らしとなると、誰も世話をやく相手がいなくて
 ボケてしまうのではないかと、心配でならないの。

 こんな母に、生活のハリを持たせるには
 どうしたら、良いと思う?」

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遠く離れて暮らす親。
本人は「まだまだ元気だから、心配しないで」
とは言うけれど、年も年だしやっぱり不安・・・。

「できたら、親と同居したいけど、
 仕事や家庭の事情で、そうもいかない・・・」
と悩んでいる人も、多いのでは。

一人暮らしのお母さんが、
元気で生き生き、暮らしていくには
どうしたら、よいでしょう

一人暮らしの生きがい

娘として、とても心配な気持ちに
なりますよね・・。

仲が良かった、ご主人とのお別れ、
確かに、一気に張り合いを失う
かもしれません。

でもまだ60代。

一人暮らしを、望まれているようですから、
「生活の張り合いは、自分で見つけたい!」
という気持ちも、感じられますね。

ただ、実家に顔を出す頻度は、増やしたいところ。
「お母さんの、アレが食べたい!」
って甘えるのも、親孝行ですよ。 (^^)ニコ

まだまだお元気だ、との事なので、
注意は必要だと、思いますが、

今はぜひ、お母様の要望を受け入れて
地元で暮らされる方が、
良いのではと、思います。

私の母も、そうですが、
年齢が高くなるにつれて、
柔軟性が、無くなってきます。

お母様が引っ越してこられた場合、
知り合いもいない所で、一から人間関係を作るのは
難しいのでは、ないでしょうか。

お母様にとっては、かなりのストレス
なると思います。

「ただ、今のように家に一人でいて、
 朝から晩まで、話をする相手がいないのは
 よくないですね。

 まずは、家から出やすい何かを、
 見つけてあげると、よいのでは?

 家から出ることができれば、
 自然に、お茶のみ友達も
 できるんじゃないかな。

 ボランティアなんか、どうかな?」

ボランティアへの参加

家族のお世話をするのが、
お好きだったと、いうことなら

ボランティアで、幼稚園の預かり保育などを
引き受けてみては、如何でしょうか?

私のご近所さんには、ボランティアで
幼稚園の預かり保育を、していらっしゃる方が
おられますよ。

地域によって、内容は異なるかもしれませんが、

幼稚園の定時保育が、始まる前の時間帯と、
終わってからの時間帯に、
お子さんの、お相手などをします。

ウチの地域では、「預かり保育」
専門のパートの、若い方の他に、
ボランティア登録の、お婆ちゃんがいます。

入園児前の乳児を、対象にした
「遊びの日」の登録も、やっているようです。

また、小学校では、登校下校の間の数時間、
道路で腕章をして、声をかけてくれる
「見守り隊」などもやってますし、

毎週1回学校に出掛け、朝の10分間程度、
絵本等の「読み聞かせ」もやっていて、
地区のお年寄りが、大活躍してくれています。

A子の実家の地区でも、何かあるのでは?

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「今はまだあまり、深い人間関係を
 持ちたくない」
という場合、

ペットを飼うというのは、どうでしょう?

ペットに話しかける、ことだけでも、
十分痴呆予防に、なるらしいですし、
なにより心が、癒されますよ。

ペットを飼ってみる

飼い主が、ある程度の年齢になると、
ペットを、最後まで面倒をみることが
できないという、心配もあります。

そんな場合、ペットの里親制度
利用してみるというのは、どうでしょう?

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動物管理センターにいる動物は、もう大人なので
性格なども、分かっているので安心ですよ。

散歩で引っ張り癖がないとか、吼えないとか。
もし猫なら散歩も、いらないですしね。

私の実家でも、動物管理センターで
譲渡された犬を、飼ってます。

年配の母が「私が、散歩等のお世話をするので」
と言うと、散歩しやすい、性格の優しい犬を、
紹介して、頂けたそうです。

「ワンちゃんの散歩などで、お友達が
 出来ることも、多いですよ。」

生活を楽しむ

「趣味を持たなければ、
 生活にハリを、持たせなければ」

と頑張らなくても、
何かしら、楽しめることはありますよ。

私は毎朝、近所の森林公園を
ウォーキングすることを、
日課にしていますが、

実にたくさんの、ご年配の男女が、
歩いて、いらっしゃいます。

とくに会話を交わすわけでは、ありませんが
朝のごあいさつだけでも、
何となく顔見知りに、なるものです。

お名前は存じませんが、
歩いていると、お声をかけて下さったり、
時には、飴を下さったり。

又、私は庭で草花の世話をするのを
楽しみにしていますが、

道路に面しているので、
よく顔を合わせる方と、挨拶を交わしたり
黙々と草取りをするのも、意外と楽しいものです。

その他にも、私の叔母は、
韓流ドラマにはまってます。

遊びに行くと毎回、韓国語が聞こえます。
韓流ドラマの話をする叔母は、輝いてます。 (*^.^*)

NHKで、韓流ドラマに出会って以来、
今やBSも契約し、韓流一色。

従兄弟が転勤し、叔母が一人になった時には
さすがに寂しさで、沈みがちになっていましたが、
今では

「一人は気楽でいいわー。
 好きな時間に、好きなもん食べれるし。」
自由を謳歌している、ようです。

確かに、叔母の年齢では「一人で自由を満喫する」
と言う事は、今までなかったでしょうから
ある意味、新鮮なのかもしれません

安全はしっかり確保

ただ、お母様は今は元気と言っても、
これから確実に、弱ってきます。

一人暮らしの場合、何かあったとき近所の人が
「身内の人が、どこに住んでるのか分からない
という状況は、お互いに困りますよね。

ですから、私は両隣には自身の携帯番号を、
お知らせしておくことを、お勧めします。

特に仲の良いご近所が在れば、
そちらにお願いしても、いいと思います。

いずれにしても、
「身内に連絡が取れなくて、手遅れになった
ということだけはないように、気をつけましょう。

私の知り合いは、離れた親とワン切りコールで、
安否確認をしています。

毎晩夜10時、親の方から子供の携帯へ
ワンコールを、入れるという方法です。

足腰は丈夫でも、脳梗塞など
急な病で、倒れることや
事故・怪我、などもあります。

この方法だと
「発見するまで、何日も経ってしまった」
という危険が、減りますね。

お母様に面倒をかけるのが、
難点といえば、難点ですが

「お母さんの、一人暮らししたいという
 気持ちを、一番大事にするから、
 私達のお願いも聞いて、安心させてね。」

と説得すれば、納得してもらえるのでは、
ないでしょうか。

終わりに

これまで、家族のために自分の時間を
削ってくれた、お母様ですから、

周りから「◯◯したら?」「××が楽しそうよ」と
言われても、今はピンと来ないかもしれません。

少しのんびり、自分だけの時間を過ごしていたら、
興味を持てるものを、見つける事が
出来るかもしれませんね。

「老後を一人で気楽に、暮らしたいというのは、
 何物にも代え難い人生の贅沢。」

そう考えて、お母様が寂しさを感じることなく
一人暮らししていけると、いいですね。

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