熱帯魚を水槽で飼っていると、知らないうちに
水槽が汚れて、苔だらけになってしまいますよね。
その度、こまめに掃除をすればいいのですが、
水槽をキレイにするのは、なかなか大変ですよね。
そこで、苔の発生を抑えるために、
苔を食べてくれる生物を、水槽に入れておくのが
オススメです!
苔を食べてくれる生物としては、
- 熱帯魚(オトシンクルス、ペンシルフィッシュ)
- エビ類(ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ)
- 貝類(イシマキガイ、イガカノコガイ)
などがあります。
ここでは、水槽に発生する苔への対策として、
苔を食べてくれる貝の種類と、投入の注意点について、
ご紹介します!
苔を食べてくれる貝の種類
- ガラス面についた苔とり貝
イシマキガイ(石巻貝)苔取り貝の代表格で、1匹当たりの価格が比較的安く、
購入しやすいのがポイントです。60cmの水槽で、
5~10匹ほど飼育するのが、オススメです。ガラス面や水草に付いている苔を食べて、
キレイにしてくれます。デメリットは、元々汽水域に生息しているため、
弱酸性環境の水槽では、長生きさせるのが難しい点です。
(イシマキガイは、アルカリ性の水質を好みます。) - 石や流木などに付いた苔とり貝
フネアマガイ(船雨貝)イシマキガイと同様、苔取り貝の代表格です。
イシマキガイより高価ですが、苔取り能力は、
フネアマガイ方が、圧倒的に高いです。水槽に入れている、石や流木などに付いた
苔取りに、絶大な力を発揮してくれます。苔取り能力が高い反面、常にエサになる苔がないと、
長期維持が難しくなることが多いです。気をつけましょう。 - 排水パイプ類に付いた苔とり貝
イガカノコガイ(サザエ石巻貝)イガカノコガイもイシマキガイ同様に、
珪藻、黒ヒゲ状藻および緑藻などを食べてくれます。その効果が一番分りやすいのが、排水パイプ類に
発生する黒ヒゲ状藻です。苔をよく食べるので、
排水パイプがピカピカになります。また、イシマキガイと比べると、イガカノコガイは
長期に飼うことができます。 - 鑑賞用としても楽しめる苔とり貝
レッドラムズホーン
ゴールデンアップルスネール色が美しく、観賞価値が高い貝です。
イシマキガイより大きく、苔取り能力が高いのも
ポイントです。苔取り能力が高い反面、繁殖能力も高く、
非常によく増えるので、数が増えすぎないように
しましょう。数が増えすぎると、水草を食害するので
注意が必要です。
苔取り貝を投入する際の注意点
苔取りの貝を投入する前に、まずは水槽のお手入れを
きちんと行うことが大前提です。
<水槽のお手入れの注意点>
- フィルターが目詰まりしていないか?
- エサを与えすぎていないか?
- 水換えの頻度に問題はないか?
- 照明時間が長すぎないか?
- 水流が部分的に強くあたっていないか?
- 直射日光があたっていないか?
上記の項目について見直した上で、貝の苔取りについては
補助程度と考えて、投入します。
基本的なお掃除は、きちんと行いましょう。
簡単な水槽のメンテナンス法が、紹介されています。
動画なので、お手入れ方法がわかりやすくてオススメです!
いかがでしたか。
苔を食べてくれる貝の種類と、投入の注意点について、
ご紹介しました。
苔取り貝の購入を検討される際には、
ぜひ、参考にしてみて下さいね!