うす紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽だまりに揺れているこんな小春日和の 穏やかな日は
あなたの優しさが しみてくる
さだまさしさん、作詞作曲。
山口百恵さんが、歌っていた「秋桜」の曲です。
私は、大人になってから、この曲を知りました。
歌詞もそうですが、曲の雰囲気が「秋」を醸し出し、
切なさと、ほんのりと温かい家族愛を感じます。
まさに「コスモス」のイメージそのもの!
和名で、「秋桜」と書かれるように、少し前までは、
コスモスというのは、秋に咲く花の定番でした。
でも、それがすこーし変化してきているんです。
自然界のコスモスは、やはり初秋からしか咲きませんが、
ご自宅の庭に植えたり、プランターで栽培される場合、
コスモスの開花時期って、操作できるんですよ!
ご存知でしたか?
私も知ったばかりですが、ここだけのヒミツ?を、
ご紹介します!
自然界のコスモスの開花時期
日本では、一般的なコスモスは、
早ければ9月くらいから咲き初め、11月初旬くらいまでが、
自然に育ち、蕾をつけ、開花する時期となります。
というのも、コスモスは、
日照時間を、感知する力を持っていて、
日が短くなると、咲く性質を持っているんです。
ですから、日がサンサンと照りつける夏には咲かず、
日が短くなる秋頃、日が短くなったことを察知して、
開花するのです。
このように、日照時間が短くなると咲くコスモスは、
短日性植物と呼ばれています。
開花時期をコントロール!
現在、日本で確認されているコスモスの種類は、
約50種類!
その中で、最もポピュラーなものが、
「センセーション」と呼ばれる種類。
ピンクや白を、よく見かけます。
その次によく見かけるのが、「ベルサイユ」という、
品種になります。ベルサイユは、センセーションを、
改良した品種です。
センセーションよりも、大きな花が咲きます。
スペシャル(濃いピンク)が、よく見られる色です。
この2種類は、品種改良によって、
日照時間や温度に関係なく、種を蒔いて、
発芽してから、約100日で開花します。
霜には弱いので、霜の時期が終わる4月頃には、
種蒔きをされてOK!
秋が定番のコスモスですが、4月に蒔いておくと、
約100日後、7月には開花します。
初夏に、時期外れのコスモス畑を作るのも、
楽しそうですよね!
種を蒔く時期をずらしていけば、初夏から、
冬に入る直前まで、コスモスを楽しむことが、
出来ます♪
ただ、コスモスの茎は細く、風圧などに弱いので、
台風のシーズンは、避けた方がいいでしょう。
もしくは、動かせるように、地植えではなく、
プランター栽培をおススメします!
コスモスで実験♪
日照時間が長い、夏の時期に、上記以外のコスモスを、
咲かせたい場合や、お子様の夏休みの自由研究などに♪
プランター、または、地植えされたコスモスを、
準備します。
片方は、一日中太陽の日を浴びているようにしておきます。
もう片方は、朝は太陽の陽射しを当てて、夕方早いうちに、
傘や何か日よけになるもので、太陽の陽射しを、遮ってみます。
これを数日繰り返してみられてください。
すると、陽射しを遮られた方のコスモスは、
「あれ?秋がきた?」と、勘違いして、
開花するんですよ(*^_^*)
おもしろいですよね!
お子様と、ぜひやってみられてください。
コスモスの特性を知ると、なんだかいろいろな実験が、
出来そうです♪
秋だけではなく、一年中コスモスが咲くようになるのも、
そう遠くないことかもしれませんね!