エアコンのフィルター掃除というのは、意外と忘れがちです。
やはり自分の視界にあまり入らないせいでしょうか。
たまに思い立って、フィルターの掃除などを始めたりもします。
大抵の汚れは、掃除機で吸えばオッケーです。
しかし、それだけでは不安だというくらいに汚れてしまった場合、
洗いたいのが人情です。
また、エアコンを稼働した時に、何とも表現しにくい
イヤ~なにおいがしてきた場合なども、
ちょっと本腰を入れてフィルター掃除をしたいのです。
最初のお約束。
- エアコンの電源プラグは抜いているか。
- フィルターが水洗いに対応しているか。
(お手持ちの取扱説明書の、お手入れ部分を眺めてみましょう)
ザ・水洗い。
フィルター水洗いの方法
- エアコン本体からフィルターを外す
- フィルターのホコリを掃除機で吸う
- フィルターの汚れを水で流す
- きれいになったフィルターを陰干しする
- 完全に乾いたら、エアコン本体に装着する
- 完成!
フィルターには、血管のように「空気の流れの弁」があります。
フィルターは「空気を吸い込む」場所についているものです。
その際、空気は表から裏へと流れ込みます。
その流れを踏まえて、
水洗いの際は、裏から表へと水を流します。
ちなみに、表から裏へ水を流しても、
目が詰まるだけで、汚れは取れません。
また、「水洗い」ということなので、
40度以上のお湯で洗うのもご法度です。
水洗いでもおちない汚れは?
洗濯の基本中の基本、漬け置き洗いについてご紹介します。
- エアコン本体からフィルターを外す
- フィルターのホコリを掃除機で吸う
- 台所用洗剤(中性)を溶かした水の中に、フィルターを漬け置く
- 振り洗いをして、流水でしっかりすすぐ
- 陰干しする
- 完全に乾かしてから、エアコン本体に装着する
- 完成!
厳禁事項:
- タワシの使用
- 漂白剤の使用
- 40度以上のお湯の使用
- ドライヤー、ストーブ等の使用
フィルターがデリケートで、
力にも高温にも弱いことがわかりますね。
これだけフィルターを念入りにきれいにしても、
エアコンから出てくるイヤ~なにおいが改善しない場合は、
フィルター以外の原因が考えられます。
専門的なお掃除を検討してみましょう。
しかし、通常は「2週間に1回程度のフィルター掃除」、
これさえ忘れなければ、余計な手間もかからないし、
専門的な掃除の費用もかかりません。
日々の小さなケアが、明暗を分けるということですね。
私のオススメは、1度フィルター掃除をした時に、
その日付を、カレンダーや手帳の自分のスケジュールにつけておくと、
「フィルター掃除からこのくらい経ったのか」と
実感する目安になるので、
掃除のことをすっかり忘れてしまうことが、格段に減ります。
「2週間に1度」が、ちょっと忙しくしてる間に
「3週間に1度」になっても良いのです。
大切なのは、定期的に掃除をする。それだけです。