気温が上がることにより薄着になる時期に、
多くみられるのが虫刺されによる腫れやかゆみです。
よく蚊に刺されやすい人の特徴としては、
体温が高い人の方が刺されやすいといわれています。
その為、大人に比べて体温が高めな幼い子供などは、
特に刺されやすい方だと言えるのです。
日本では約100種類ほどの蚊が生存していると言われていて、
好んで人を指す種類は約8種類ほどいるようです。
代表的で有名なのが『ヤブ蚊』と言われ、
主に草木が茂った所や水辺に多く繁殖します。
産卵のための栄養源を得る為に、
動物や人間の血をメスの蚊だけが吸うのです。
虫刺されによる腫れやかゆみの原因
- 蚊
- ブヨ
- ダニ
- ハチ
よく人間を刺す・咬んだりする、
代表的な虫たちです。
また虫の種類や刺された人の体質などで、
2種類の反応が見られます。
- 即時型反応
- 遅延型反応
即時型反応は、
紅斑やじんましん、ショック症状がすぐに出てますが、
これに対し遅延型反応は、
紅斑や丘疹、水ぶくれなどの症状が数日してから現れます。
この現象は、人間の皮膚を虫が刺したり、咬んだりすることにより、
虫が持っている毒成分、や唾液成分が、体内に入りこむことで起きます。
体内に入り込んだ毒成分が、抗原(アレルゲン)となり、
体の中の抗体と反応して、ヒスタミンなどのかゆみの原因物質が、
分泌されることにより、かゆみや炎症などの症状が出るのです。
つまり多くの虫刺されなどは、
虫の毒成分などに対するアレルギー反応の一種なのです。
また毒成分が直接注入される際の物理的な刺激によっても、
皮膚などに炎症が起きてしまします。
このような症状は当然個人差があり、
年齢や刺された頻度、体質によっての差が大きく関わります。
一般的に言われているのは、
アレルギー体質の方ほど症状が強く出ると言われています。
虫刺されの症状や対処法は?
主にかゆみや腫れといった症状が見られますが、痛みもともなう場合もあります。
アレルギー反応には個人差がある為、刺された後の腫れ具合なども異なるのです。
アレルギー反応が強い方などの場合で、
稀に刺された箇所が、膿んで出血などを起こす場合もあります。
また子供などの場合は、
大人より新陳代謝が活発な分だけ、
症状(特にかゆみ)などが、強く出る傾向が見られます。
対処法としては、
刺されてから、まだかゆみが出ていない内に、
しっかりと石鹸をつけて洗います。
刺された箇所に、石鹸を塗りこむようにして洗う事により、
後から出るかゆみの症状を、少なからず緩和できるのです。
しっかり石鹸を洗い流してみて、
一般的な症状のようであれば、市販の塗り薬などを利用し、
炎症を抑えるようしましょう。
もしも腫れがひどいような場合は、
早めに皮膚科を受診する事がお薦めです。