昼に眠い!対策と原因は?最新科学でおすすめの方法はコレ!

昼食後から始まった大切な講演会で、絶対に寝ちゃいけないと思いつつも強烈な眠気に勝てずに気が付いたら、その時の記憶がすっぽり抜けてました。ちょっと寝ちゃったんですね。

パイプ椅子に座って居眠りしてしまうなんて、もしコックリと船を漕いだりしたら椅子ごと横に倒れてしまっていたかもなどと思って、後からヒヤヒヤしました。

たまに、仕事中にも耐えがたい眠気に襲われることがあるのですが、このまま眠りに落ちてしまいたい・・・と思ったことが何度もあります。

とはいえ、眠ってはいけないことはわかってます。必死に眠い誘惑に抵抗するのですが、すんなりと眠気の覚めるような対策があれば本当に助かります。

この機会に、昼間に眠い時の対策について調べてみました。

昼に眠くなるのはランチが理由ではない?!

前夜にしっかり睡眠をとって朝の目覚めもよく、午前中の調子はすこぶる良好だと思っていても、昼を過ぎた頃からどうにも眠くて仕方なくなってしまうことがありますよね。

昼過ぎに眠いと感じる理由には、大方の人が「ランチを食べたから眠い」と思っているものです。食事をした後には、胃や腸に血流が集まり脳に血液が集まる量が減るため眠い、と感じると言われていますが、実はそうではないんですよ。

スタンフォード大学医学部の西野精治教授によると、どんな状況であっても脳には第一優先で血液を送っていることが最新科学でわかっている、とのことなんです。

ランチを食べて消化をしている時間帯に眠くなるのは、脳への血流量が減少しているからではありません。ランチを抜いた時にでも眠くなってしまう現象が起こるのは、ちょうどその時間帯に「アフタヌーンディップ」と呼ばれる人間の生理機能が関係しているからなんです。

アフタヌーンディップとは?

睡眠は、身体だけではなく脳の疲れも修復する役目があります。脳にとっては、睡眠は重要な作業になっている訳なんですね。

しかし、世の中に「自分は毎日十分な睡眠がとれています」と胸を張って言える人はどれぐらいいるのでしょう?何となく睡眠不足の日々の中で、あくびをしながら生活している人がほとんどのような世の中ですよね。

生きている中で、日々の睡眠不足が知らずに蓄積していくことを「睡眠負債」と言います。

日々の睡眠不足解消のために、週末に寝溜めしてスッキリした気になり満足することが多いものです。しかし、寝溜めは、生活リズムが狂ってその次の睡眠に影響を与えるため、根本的に睡眠負債は解消されている訳ではありません。

日々の睡眠負債によって睡眠圧がかかる時間帯に起こる現象を「アフタヌーンディップ」と言います。体内時計と相まって、ちょうど眠くなる時間帯に誰でも陥ってしまうんですね。

では、眠い昼過ぎの時間帯を再びヤル気モードに戻すためにはどんな対策があるのでしょうか?そのカギは、神経細胞のスイッチを入れること、なんですよ。

眠い時の確実な対策法

眠い時には、神経細胞を覚醒させるスイッチを入れる行動をするのがおすすめなんですよ。具体的に見ていきましょうね。

ホットコーヒーを飲む

コーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインは、脳をアクティブにする神経伝達物質をサポートする働きを持っています。

眠い時にカフェインを摂取することは、脳を覚醒させる直接的な起爆剤になるというより、ブレーキが効かないようにして眠気を抑える仕組みになっているんです。

睡眠時には体温は下がり、覚醒時には体温は上がることから、コーヒーはアイスよりもホットの方がおすすめです。

ガムを噛む

先のスタンフォード大学医学部の西野精治教授の研究室で、マウスを用いた「かむことと体内リズムや睡眠」についての実験の結果によると、よく噛まないと食べられないエサを与えたマウスは、細かく砕いたエサを与えたマウスよりも睡眠や行動パターンにメリハリがあった、と報告されています。

よく噛むことは、口の周りに集中している様々な筋肉と神経を刺激し、脳の血流が増え活性化すると言われています。カフェインやミントなどの入ったガムを噛むとさらに効果的ですよ。

まとめ

昼間に起きていなくてはならない時に眠くなってしまうと、眠らないように静かに耐える方法で眠気に立ち向かっていましたが、コーヒーとガムは常備しておけばいいんだ、と思いました。

昼間に眠くなる理由も、ランチを食べたからという訳ではなかったんですね。日頃から、睡眠負債ができないようにしておきたいところですが、なかなか順調に睡眠時間を確保することはできませんよね。

急に襲ってくる昼間の眠気に対抗するには、科学的にも証明されている方法を実行するとよさそうですね。これからは居眠りしないように、コーヒーとガムを使って眠気に対抗したいですね。

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