じゃがいもの植付時期は、春と秋の年2回あり、
2~3か月程度で、収穫できます。
なので、冷涼地以外なら、秋植えが出来ます。
中間地なら8月下旬~9月上旬
暖地なら8月上旬~9月下旬
に植えたら、
11月~12月頃には収穫が出来るので、
1年を通して栽培が楽しめる野菜です。
参考までに冷涼地・中間地・暖地をざっくりと
分けてみると、
冷涼地 中間地 暖地
・北海道 ・寒冷地を除く本州 ・四国
・東北 ・九州
・新潟
・石川
・富山
といった感じです。
ホントのところは、その地域の人にしかわかりません。
標高、風、気候、など様々な状況によって、
変わってくるので、ざっくりなんですが
なんとなくでも、野菜はちゃんと育つので大丈夫です。
秋植えに適している品種は
・アンデス赤、
・ニシユタカ、
・農林1号
・普賢丸(ふげんまる)、
・アイユタカ、
・西海31号
が、あります。
秋植えじゃがいもの、栽培ポイント
1.品種を選ぶ
種いもは、食用ではなく、種いも用を買います。
食用でも育たないことはないですが、
病気などの菌に、感染している可能性もあるので
検査に合格した専用の種イモの方が
初心者も上手に育てられるポイントです。
・地域に適した時期に、植え付けます。
ジャガイモの発芽の適温は18~20℃。
生育の適温は15~30℃です。
2.種いもは、切り口から腐るのを防ぐため
切らないくてもいいような
小さめのものを、選ぶといいです。
切って使う場合は、
芽が集中している部分を切り落とし、そこを頂点にし
芽数が均等になるように切ります。
切り口は、2~3日日光に当てて乾燥させると
発芽が良くなります。
乾燥できない場合は
石灰……控えめにつける。
つけすぎは、病気の原因になります。
じゃがいもシリカや、草木灰(そうもくばい)などの
じゃがいも専用の切り口処理剤を、
全面にまぶすといいです。
3.植える時期を、守りましょう。
適期が短いので、注意が必要です!
4.収穫は、茎や葉が黄色く枯れた頃です。
茎葉が元気なうちは、いもも成長中です。
プランターで育てる場合のポイント
ジャガイモを育てる時のポイントは、土寄せなので
大型で深型のものか、肥料などが入っていた大きめの袋
の底に水はけ用の穴をあけて、代用してもいいですね。
イモが地上に出たまま育てると、緑色に変色
してしまうので、用土は少なめにして、
足していくようにします。
ジャガイモには、連作障害があるので
3年以上、間隔を空けましょう。
連作障害とは……だいたいが土壌病害です。
土壌病害とは、病原菌自体が耐久体を作って
5年から10年くらい、土壌中で生き残ってるんです。
ジャガイモを栽培すると増える病気
そうか病、粉状そうか病、乾性腐敗病などです。
黒あざ病のような、多犯性の病気もあります。
これらは、種いもによっても伝染しますので、
専用の種いもを使いましょう。
植え付け
用土を容器の半分くらいいれて
種イモの切り口を下にして置きます。
四角いプランターの場合は、
30cm間隔に置いていきます。
軽く土で隠し、その上に化成肥料を適量まきます。
さらにその上から土をかぶせます。
植え付け後に水やりをすると出芽が早まり、
収量が多くなります。
生育が順調だと、3週間くらいすると出芽してきます。
芽の長さが10cmくらいになったら、元気な芽を
1~2本残して、芽かき作業をします。
残す茎以外の、根元を手で押さえながらすると
上手に引き抜くことが出来ます。
大きなじゃがいもを作りたい場合は、
多くても2本までにするのがいいですね。
その後、根を守るために、株元に追肥と土寄せを
します。
土寄せの時期が遅れると、伸びた根を傷つける
ことがあるので、時期を逃さないように注意します。
地温の上昇を抑えるために、藁や新聞紙などを
被せてあげましょう。
2回目の追肥とまし土は、苗に蕾が付いた頃に
行います。
2回目のまし土はたっぷりと株もとに土寄せする事で、
水はけと通気性が良くなって、
腐敗と病気の予防になります。
待ちにまった収穫です
収穫のタイミングは、花が咲き終わり葉や茎が、
黄ばみだしたころです。
時期を逃すとじやがいもが腐ったり、表面が傷んだり
するので、最適な時期を逃さないようにしてください。
プランターで栽培する時のポイント!
生育初期は水やりを多めに行い、
中盤以降は多湿にならないように
気を付けて、たくさん収穫してください。