教員になりたい!採用される倍率は?

学級崩壊、と言う言葉が使われ始めたのは、
1990年代後半からです。

一時ほど騒がれることは無くなったものの、
学校では、色々な問題が起こっています。

子供たちだけでなく、最近では、に問題がある例も、
多々あります。

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そんな厳しい環境の中で、生徒のために、
日々奮闘しているのが、先生たちです。

こんな時代だからこそ、自分が教員となって、
子供たちと向き合いたい…。

そんなを持って、教員を目指す人も、
いるのではないでしょうか。

少子化が叫ばれる昨今ですが、教員になるのは、
難しいのでしょうか。
採用される倍率は、一体どのくらい?

少し、調べてみました。

倍率から見る受かりやすい教員は?

教員免許を取得したら、次は目指す学校で、
試験を受けることに、なります。

公立の学校であれば、各都道府県の教育委員会が、
私立であれば、それぞれの学校が、独自に採用試験を、
行っています。

さて、気になる倍率ですが。

東京都教育委員会が公表している、平成25年度の、
東京都公立学校教員採用候補者選考の結果を、見てみると、

小学校  4.1倍
中高共通 5.7倍

結果だけ見ると、中高の教員試験の方が、より狭き門である、
と言えます。

ちなみに、私が住んでいる京都府の、平成25年の結果を見てみると、

小学校  4.4倍
中学校  6.6倍
高等学校 7.2倍

でした。
やはり、中高の方が小学校よりも、倍率が高くなっています。

小学校の教員免許が取得できる大学は、限られていますが、
中高の各専門科目の教員免許は、教職課程を設けていない、
学校でも、取得できることがあります。

よって、受験資格を持つ人が必然的に多くなるため、
倍率も上がっている、と予想されます。

地方の方が教員にはなりにくい!? 

また、大都市よりも、地方の方が、平均的に、
倍率が高くなるようです。

前章と同じく、平成25年の結果を見てみると、

青森県 小学校  17倍
    中学校  13.8倍
    高等学校 12.3倍  

秋田県 小学校  7.6倍
    中学校  11.1倍
    高等学校 12.5倍

福岡県 小学校  4.0倍
    中学校  7.5倍
    高等学校 4.2倍
   (福岡市の高校に限る)

ちなみに、各学校の、倍率の高低ランキングは、
以下の通りです。

小学校  最高倍率 青森県    17倍
     最低倍率 香川&山口県 2.5倍

中学校  最高倍率 福島県   17.9倍
     最低倍率 岐阜県    3.9倍

高等学校 最高倍率 大阪市   43.9倍
     最低倍率 川崎市    1.5倍 

例外もありますが、大都市を含む都道府県は、
比較的倍率が、低いと言えます。

考えられる理由としては、応募人数と、
採用枠の関係でしょう。

子供の数が少なければ、当然学校の数も少ないので、
その分、採用枠も少ない為、倍率が上がります

自分が希望する学校の、試験日を確認して、
大都市と地方都市、両方受験するのが、
得策かもしれません。

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冒頭でも述べたように、学校を取り巻く環境は、
複雑です。

正直、教員は、昨今では人気のない職種だと、
思っていました。

それでも、厳しい採用試験を自ら受験し、
教員になりたいと志す人が、大勢いる。
素晴らしい!!

倍率が高かろうが低かろうが、受かる人は受かるし、
落ちる人は落ちます。

倍率に振り回されずに、教員になりたい、という、
その志を大切にして、教員試験に臨んで欲しい
です。

幼い子供を持つ母親として、一人でも多くの、
良い先生が、誕生してほしい。
そう、願います!

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