爽やかな香りと酸味が魅力の、ゆず。
ゆずは、いろいろな料理に、
彩りと香りも添えてくれる、名脇役です。
今回は、ゆずを料理に入れる時の使い方と、
ゆずを使った、おすすめレシピについて、
ご紹介したいと思います。
料理の前のひと手間でぐっと美味しく!
ゆずの果汁を、使いたい時は、
絞るだけで、OKですが、
香りの成分は、果汁よりも、皮に多いので、
料理に香りを添えたい時は、皮を使います。
ただし、ゆずの皮は、苦みが強いので、
そのまま使うより、下処理をしてからのほうが、
使いやすくなるでしょう。
- きれいに洗って半分に切り、果汁を絞る
- 残った果肉と薄皮をスプーンで取る
- 皮を1分ほどゆがき、一晩水にさらす
- 半透明になった皮の内側をスプーンで
こそげ落とす
その間、水は4,5回換えます。
ちょっと時間はかかりますが、ここまでやれば、
苦みもなくなり、ジッパーつき袋に入れて、
冷凍保存も可能です。
冷凍保存する場合は、そのままの形でもOKですが、
千切りにしてから冷凍すると、あとから、
料理に使いやすくなるので、おすすめです。
ゆずは、とても傷みやすい果物です。
時間がたってしまうと、搾れる果汁も、
少なくなってしまいます。
たくさんゆずが手に入った時などは、
この方法で下処理をし、冷凍保存すれば、
長い期間、ゆずの香りと味を楽しめます。
おすすめレシピと使い方その1 果汁編
まずは、ゆずの果汁を使った、簡単で、
しかも万能な、ドレッシングとポン酢を、
ご紹介しましょう。
- ゆず果汁
- オリーブオイル(またはサラダ油)
- 砂糖少々
- 塩・コショウ少々
この材料を、混ぜるだけ♪
野菜サラダはもちろん、カルパッチョ、
蒸し鶏などにかけて、さっぱりといただけます。
- ゆず果汁
- しょうゆ
- 砂糖少々
こちらも、混ぜるだけで、フレッシュなポン酢に。
市販のポン酢よりも、香りと酸味が立って、
さわやかな味わいです。
しゃぶしゃぶに使うと、お肉の甘みが、
引き立ち、脂っこさも消してくれます。
おすすめレシピその2 皮編
次は、下処理したゆず皮を使ったレシピです。
あらかじめ、千切りで冷凍保存したゆず皮は、
そのまま、料理にちょこんと乗せるだけでも、
飾りと薬味の二役を担ってくれます。
魚の煮付けや、鶏の照り焼き、豚の角煮など、
こってりめの煮物と、特に相性が良いです。
香りや彩りを、プラスするだけでなく、
魚や肉の持つ臭みも、抑えてくれます。
そして、私のおすすめレシピは、「ゆず味噌」。
材料と作り方は、こちら。
- 味噌 100g
- 砂糖 100g
- みりん 50㏄
- 刻んだゆず皮・ゆず果汁それぞれ1個分
※1個分の果汁の目安は約10㏄
- みりんを鍋に入れ、アルコールを飛ばす
- 砂糖を加えて煮溶かす
- 味噌とゆずの皮と果汁を加え、練り混ぜる
- ぽってりと煮詰まり、照りが出て来たら完成
こちらは、分量も憶えやすく、
甘めに仕上がる、レシピです。
お好みで、砂糖の量を減らしてもOK。
みりんは減らすと、焦げやすくなり、
きれいな照りも、出なくなってしまうので、
甘さの調節は、砂糖でしてくださいね。
一度作ってしまえば、冷蔵庫で、
長期保存もできます。
ゆず味噌を、合わせる料理は、
ふろふき大根、おでん、なすや豆腐の田楽など。
私が一番おいしい!と思った料理は、
「サバのゆず味噌煮」。
サバの味噌煮の味付けを、砂糖を減らして、
ゆず味噌にかえる、だけなのですが、
サバの風味と脂が、ゆず味噌とすごく合います!
白いごはんはもちろん、日本酒のお供にも、
最高です♪
私は毎年、ゆずが出回る季節になると、
そのかわいい形と、いい香りに誘われて、
1キロ(!)は、軽く買ってしまいます。
みなさんもぜひ、ゆずを使った料理に、
チャレンジしてみませんか?