先日、アメリカ人の友人から、
こんな話を聞きました。
「日本語は、本当に難しい!
長年かかって、やっとここまで
話せるようになりました。」
確かに、日本語は難しいと、
聞く事があります。
特に、英語を母国語とする人にとっては、
日本語は、難易度が高いようです。
アメリカの外務職員局が発表している、
言語を難易度でまとめたデータにおいても、
日本語は、アラビア語や中国語と並んで、
学習難易度が高い言語に、選ばれています。
日本語を母国語とする私たちにとっては、
あまりピンとこないデータですが、
日本語が難しい理由は、どこなのでしょうか?
外国人の友人から聞いた話をもとに、
日本語が難しい理由を、まとめてみました。
日本語が難しい理由
外国人の友人に、日本語を学ぶ時に困ったことや、
難しいと思ったことを、聞きました。
聞いてみて、初めて納得した内容もあったのですが、
聞いてもピンとこないものもありました。
その意見の中で、彼らが一番難しいと思っている
内容を、5つご紹介しますね!
漢字が難しい
平仮名、カタカナに加えて、漢字の種類が多く、
暗記しないと新聞も読めないため、
難しいという意見が、一番多かったです。
たしかに、英語のアルファベットが26文字で
あるのに比べると、漢字は数千種類ありますよね。
難しいと感じる理由にも納得です。
微妙な発音で意味が変わる
例えば「端」「箸」「橋」などの微妙な発音を、
私たち日本人は、無意識に使い分けています。
これが、外国人にとっては難しいそうです。
しかも、方言などで、微妙にアクセントや
イントネーションが変わってきますよね。
そうなると、外国人はお手上げなんだそうです。
日本人でも、前後の話が分からないと、
判断できない事が、ありますよね。
私も、友人と話していて、
「箸」と「橋」を、間違えた事があります。
敬語が難しい
尊敬語・謙譲語・丁寧語などの
「敬語の使い分け」が、とても難しいです。
英語には、そもそも敬語という概念がなく、
「目上の人には敬語を使う」という概念自体に、
まず驚かれます。
私たち日本人でも、敬語を完璧に
使うのは、難しいですよね。
私も、尊敬語と謙譲語、丁寧語の違いが
よく理解できず、国語の授業で、
かなり苦戦した思い出があります。
ニュアンスが難しい
「おつかれさま」や「恐れ入ります」など、
日本語には、他の言語に翻訳しにくい
微妙なニュアンスの言葉が、数多く存在します。
実際に日本に来て、
どんな場面で使うかを理解しないと、
なかなかニュアンスが、伝わらないのです。
私も、「高齢者」「老人」「年寄り」の
違いを聞かれた時に、上手く説明できませんでした。
日本語のニュアンスって、難しいですよね!
一文字で意味が変わる
例えば「彼女の人形です」と「彼女は人形です」
では、全く意味が変わってしまいますよね。
「は」と「が」、「で」と「に」など、
一文字で文章の意味が変わってしまい、
正しく伝わらなくなってしまいます。
以前、外国人留学生の子と話している時に、
「は」と「が」が、めちゃくちゃだったので、
意味を理解するのが、なかなか大変でした。
私達は難なく使い分けていますが、
外国人にしてみると、本当に難しいそうです。
まとめ
いかがでしたか。
日本語が難しい理由を、ご紹介しました。
私たちが英語を学ぶのが難しいと
感じているように、外国人の方も、
日本語が難しいと感じているようですね。
でも、詳しく話を聞いてみると、
日本語の文法は、覚えやすい部類に入るらしく、
話すことは、比較的難しくないようです。
ただし、読み書きは、かなり難しいそうです。
英語圏に住む人にとっては、漢字が複雑すぎて
絵に見えるんだと話してくれました。
日本は島国ということもあり、似た言語が少ないのも、
外国人が難しいと思う理由の、ひとつかもしれません。
日本語の言語が難しい理由を知りたい人は、
ご紹介した内容を、参考にしてみてくださいね!