「婚約の成立」を、家族や親族に報告して
共に喜び祝う、大切な儀式として
昔から、伝えられてきた「結納」。
親御さん世代は、仲人付の結納が
当たり前でしたが、
最近では「堅苦しいことは、したくない」と
考えるカップルが、ほとんどだと言われます。
地域によって、多少の差はあるものの、
結納の実施率は、約3割ということです。
最近では、結納はせずに
「両家の顔合わせ食事会」を
行うケースが、多いそうです。
義弟が来週末、彼女のご両親に
結婚の挨拶に、行くということで、
アドバイスを受けに、やってきました。
結婚を決めるに、あたっては、
先輩である、私達夫婦に
よく相談に、来ていたものです。
マナーや服装、挨拶の言葉などについて
ひとしきり、レクチャーした後、
「ところで、結納はどうするの?」
と聞いてみると、
「彼女が、堅苦しいことはやめて、
食事会で、いいって言うから、
ナシでいこうと、思ってるんだ。」
と言うでは、ありませんか。
「えー。自分達だけで、
勝手に決めちゃ、だめよ。」
結婚式のもめごとで、
意外と多いのが、結納に関することだと
言われます。
「やる、やらないでもめた」
「どちらの家の、やりかたでやるかもめた」
など、様々なすったもんだを、聞きます。
ご両親親への挨拶が、つつがなく終わり、
結婚の承諾が、いただけたら、
この機会に、結婚式や新生活のことなど、
この後の、スケジュールについても
簡単にご両親と、話しておきましょう。
「もちろんそれまでに、二人の希望は
まとめておいてね。
ただし、親に話すときは、
決定ではなく、今はこう考えている
という感じで、話すといいわよ。
中でもココで、話題に出して
おきたいことが、あるの。
・結納をするか、しないか
・両家顔合わせの、日取り
の2点ね。」
両家への挨拶の時に、会話の中で
顔合わせの話が、でるかもしれませんね。
ある程度、時期と場所の候補を
想定しておいて、
その案を示して、
「そちらのご意向を、優先します」という姿勢で
お話しするのが、イイかもしれません。
「結納や顔合わせ、時期はいつ頃がいいの?
どういう風に、決めたらいいの?」
って誰もが、悩む問題ですよね。
結納や顔合わせの時期は?
基本的に「顔合わせ」は、お互いの
親へのあいさつを、済ませてからになります。
以前は、結婚式の3~6ヶ月前には
両家の顔合わせを、済ませておく
という感じでしたが、
最近では、
「顔合わせは早め、結納はゆっくり準備」
という傾向に、あるそうです。
顔合わせは、両親に結婚の挨拶をしてから
1カ月後くらい、結納は6カ月以内にするのが
今どきの傾向だそうです。
又、結納を行う場合は、顔合わせの席で
打ち合わせをする、パターンが
多いようです。
「顔合わせ食事会を、行うことが
決まったら、まず真っ先に着手したいのは
日程を決めることよ。
両家の顔合わせは、お互いの家の意見を
尊重しつつ行うのが、ポイントよ。」
日程の決め方
日程については、それぞれの親の都合を聞き、
二人で調整を、しましょう。
顔合わせ、結納ともに
遅くとも、結婚式の3カ月前には
行いたいところです。
義弟「お日柄も、考えなくちゃいけないの?」
「二人にこだわりはなくても、
親御さんは、気にするかもしれないわよ、
事前に確認しておく方が、いいわね。
それから、相手に「お任せします」といわれても、
任された側の都合だけで、決めるのはNGよ。
あくまで、日時は両家の都合を、考慮してね。」
義弟「結納と顔合わせ、
両方しなくては、いけないの?」
「両家で相談し、どちらかだけにしても
問題ないわよ。」
婚約の形式は、年々簡略化されています。
両家の顔合わせを「婚約」と考え、
結納を省略する、傾向が強くなってきています。
「ただし、どこまで省略するかは、
両家で相談する、必要があるわよ。
二人だけの考えで、決めてしまっては、
ダメよ。」
又、「顔合わせ」は、両家がじっくり話せる、
貴重な機会でもあります。
この機に、結婚式の日取りや形式、
新生活のことなど、二人の希望を伝えて
話し合っておくと、いいですね。
「そのためにも、事前に二人で、
結婚の時期など、ある程度の計画を
たてておくと、いいわよ。」
義弟「両家の顔合わせの前に、
結婚式場を決めても、イイのかな?」
「あまり、望ましいとは、思えないわよ。
『結婚します、式場決めました、親は来るだけ』
って言われている、感じがするわよ。
親御さんの気持ちを、考えれば
顔合わせが、先でしょう。
ただ、人気がある式場などは
1年前には、埋まり始めます。
遅くても、半年前までには
式場を押さえた方が、いいでしょうね。
その場合もご両親へ、止むを得ない事情で
あることを、事前に説明をしたほうが
いいと思うわよ。
そしてできれば、ご両親へ式場を見ていただく
意味もこめて、
顔合わせを、その式場で
料理の試食も、兼ねて行うと
いいと思うよ。」
結婚準備、色々と大変なことも多いけど、
明るい未来のために、
頑張れ!義弟(オトウト)君!