空き家の管理に資格は必要?!資格試験から仕事内容まで紹介♪

先日、数人の友人とランチをした時のことです。一人の友人が、「祖父から相続した家のメンテナンスが大変!」と話すと、「空き家を管理してくれるプロに任せたら?」と別の友人が返答していました。


その時初めて、『空き家管理士』という“空き家を管理するための資格”があることを知りました。近い将来、自分もお世話になることがあるかもしれないと思い、今回詳しく調べてみることにしました。

空き家を管理するための資格とは?

まずはじめに、『空き家』とはどういったものでしょうか?1年以上、人が住んでいない家のことを『空き家』と定義するようです。

空き家を管理するための資格として『空き家管理士』というものが有名です。どういった資格かと言うと、空き家の管理や実務に特化し、空き家問題が直面するトラブル等に対応できる人材を育成することが目的の資格です。

空き家を管理するにあたり、必ずしも資格が必要ということはありません。しかし、空き家管理に関する仕事に就く場合、資格や肩書がある方が有利になるのは間違いありません。

依頼者から見れば、自分の財産である空き家を任せるにあたって、資格と知識を持った人間に託したいという思いがあるからです。

空き家管理士の資格試験について

資格試験は毎月、随時実施されています。オンラインによる講座を受講後、同じくオンラインで受験できます。1回の申込で、試験は2回(2ヶ月間)まで受験可能です。また、空き家管理士の資格には1級と2級があります。

空き家管理士1級と2級の違い

1級は、プロとしてお仕事をしていきたい方向けです。
2級は、主に介護の仕事に関わっている方向けのようです。高齢者が施設に入居するなど、住んでいた家が空き家になる場合があります。その際に、空き家管理士の資格が役立ちます

注意点として、2級保有の方が空き家管理で報酬を受ける場合は、2名以上で実務を行わなければならないという決まりがあります。

空き家管理士試験の詳細

<受験資格>
学歴・年齢に制限はなく、誰でも受験可能です。
<合格率(1級)>
70%前後
<講座料・受験料>
1級 講座44,000円、試験33,000円
2級 講座33,000円 試験22,000円
<試験内容>
1級 50問/60分 相談業務、連携業務、施工、法規
2級 30問/60分 相談業務、連携業務、巡回業務、法規

申し込みから受験の流れ

  1. 受講申込書兼受験願書を記入(インターネットでダウンロードできます)
  2. 書類を添えて申し込む
  3. 受験をする
  4. 後日、合否結果が届きます(試験合格者には合格認定書も届く)

具体的な仕事内容について

『空き家の管理』とは、具体的にどのような仕事をするのでしょうか?仕事内容は主に、『空き家の所有者から依頼を受け、行政や関連機関との調整を行う仕事』と、『空き家の定期的なメンテナンス』になります。

依頼のあった空き家の所有者にとって、何が1番いい選択肢か、専門知識を用いて一緒に考えます。具体的には以下のようなことです。

  • 現地での打ち合わせ
  • 空き家物件の細かなチェック
  • 報告書の作成など


また、空き家の
メンテナンスの具体的な仕事は次の通りです。

  • 空き家物件の風通しや換気
  • 室内の清掃
  • 雨漏りや故障のチェック
  • 草刈りなど

まとめ

ここ最近、空き家の増加問題について、よくニュースで流れているのを見かけます。私の友人のように、親族が所有していた空き家の管理を任されることは珍しくないかもしれません。明日は我が身です。

今回、『空き家管理士』について詳しく調べてみて、これから空き家が増加していく中、この資格は需要があるだろうなと感じました。

この先、自分が空き家の所有者になって管理に困ったときは、専門知識のある資格を持った方に頼るのがおすすめです!

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