新じゃがは、春だけではありません。
秋冬に出てくる新じゃがも、大変おいしゅうございます。
秋植えのじゃがいも:
植え付け:9月頃
収穫:11~12月
春植えのじゃがいもに比べると、収穫量は少ないですが、いものでんぷんが増え、ほくほくした食感になります。
今回は、秋植えじゃがいもの品種をご紹介します。
秋植えじゃがいもの品種
- デジマ
多くの収穫が可能。春植えも可能。
火の通りが早いが、反面、煮崩れしやすい。 - アンデス赤
カロチノイドが豊富な、赤い皮が特徴。
加熱すると、滑らかな舌触り。
ほくほくしておいしい。 - ニシユタカ
揃った大きさのイモができやすい。味も良い。
病気にやや弱いので、栽培に注意が必要。
デジマよりも、煮崩れしにくい。おでん向き。 - 普賢丸(ふげんまる)
でんぷんが、やや多い。
中身はやや黄色。ポテトサラダ向き。 - 農林1号
寒冷地から暖地まで、場所を選ばずに育ちます。
病気にも強いので、初心者にも安心。ポテトサラダ向き。 - アイユタカ
しっとりした、柔らかい肉質。滑らかな食感。 - 西海31号
形はじゃがいも。皮の色は、やや紅色。肉の色も、やや紅色。
アントシアニンを多く含む。
たねじゃがいもを植える前に!
たねいもは、小いもタイプの小さめがオススメです。
まだ暑い時期なので、大きいたねいもを切って植える場合、
たねいもが腐りやすくなります。
大きいたねいもしか、手に入らなかった場合は、
切り口(断面)に、シリカなどの土壌改良剤を、
まぶしてあげてましょう。かなり腐りにくくなります。
また、たねいもを切る場合は、芽が付いている部分を中心に、
2~4つくらいに、均等に切ります。
たねいもの管理方法
暑さに注意!
植えるまでは、暑い時期が続くので、たねいもが腐りやすいです。
冷暗所のコンテナ等に、保存すると思いますが、
定期的にコンテナを覗いたり、底の方をひっくり返して、
腐ったものを見つけたら、早めに取り除きましょう。
1つ、腐ったものを放置しておくと、
あっという間に、腐敗が全体に蔓延します。
こうなったら、おしまいです…。
収穫いもの保存方法
じゃがいもを凍らせないように、冷暗所で保管します。
気温が氷点下になる場合は、ビニールシートなどで
コンテナを覆って、冷たい状態の保温をします。
芽が伸びてきた場合は、イモの養分が失われてしまうので、
なるべく早めに取り除きます。
上で、ニシユタカを「おでん向き」と紹介しましたが、
友人から「おでんにじゃがいもなんて、邪道だ」と非難されました。
個人的には、おでんにじゃがいもを入れるのは、
邪道ではないと思うのですが、みなさまはどうお考えでしょう。
というか、おでんの定義について、調べなければなるまい…。