季節は6月!ジューンブライドの季節です。
かくいう私も、ずいぶん前になりますが、
ジューンブライドに憧れて、6月に式を挙げた一人。
つまり、今月は、結婚記念日があるのです!
こういう記念日のときに、花束をもらえたりすると、
テンション上がりますよね!
特に、花束といえば、やっぱり「バラ」でしょう!
でも・・・。残念なことに、今まで、主人から、
花束をもらったことはなく(T_T)
女性にとって、「バラの花束」は憧れなのに!
仕方がないので、自分で、バラを育ててみよう!
と、苗を購入し、やってみるのですが、
今まで、チャレンジしたこと数回。
毎回、枯らしてしまいます。
なぜ?どうして?
こうなれば、しっかり調べて、「バラの花束」を!
ミッション開始です!
バラの特性
バラは、とてもデリケートな植物です。
調べてみると、けっこうお手入れが必要だということが、
分かってきました。
まず、バラは、水やりだけでは育ちません。
この段階で、私は甘かった・・・と痛感しました(T_T)
バラは、枝を切ると、新芽が出て、伸び、花をつける。
という習性を持っています。
また、一つの枝は、3年ほどで花がつきにくくなるため、
古い枝は根本から切り、新しく出てきた枝と入れ替えて、
育てる必要があります。
それに、バラって、「冬眠」するんですよ!
知ってました?
正しくは、「休眠」というようですが、
12月以降、平均気温が7℃以下になると、
葉っぱの色が変わったり、葉が落ちていきます。
そうして、4℃以下になると、「休眠」に入ります。
休眠の間は、その活動を止め、栄養を蓄える時期。
休眠から覚めるのは、春になる少し前。
蓄えた栄養で、休眠から覚めると、その活動が、
大きく始まるわけです。
ですから、眠っているうちに、枝を整え、
春の目覚めから、気持ちよく活動を始められるように、
枝葉を切って、準備をしていなければなりません。
枝を切ることを、剪定と言います。
剪定をしなくても、育つ場合もあるとのことです。
でも、だんだん花が小さくなっていきます。
それに、枝が混みあうことで、日光が当たらなくなり、
病気になりやすく、枯れる原因にもなります。
バラは、剪定しなければ、育たない!
と言っても、過言ではないでしょう。
バラの剪定時期
バラの剪定時期は、1年に2回あります。
<夏の剪定>
8月~9月に行います。
夏の剪定は、整枝といって、秋の開花のための、
剪定です。
伸びすぎた枝を整えたり、病気になった枝、
細すぎる枝、内側に向いてしまった枝を、
整理することを、目的で行われます。
<冬の剪定>
休眠から覚める前、2月~3月に行います。
剪定では、冬の剪定が「本剪定」と呼ばれるくらい、
重要です。
バラは、枝を切ることで、伸びる植物だと、
書きました。
活動を始める前に、古い枝や病気の枝、
3年経った枝を剪定し、春に大きな花をつけるため、
準備をします。
正しい剪定の方法
バラの枝を見て、芽のつき具合をよく観察してください。
外芽と内芽、と呼ばれる芽を、見極める必要があります。
枝の内側についている芽が、内芽。
外側についている芽が、外芽です。
この外芽を、残すように剪定するのが、
バラを美しく咲かせるコツです。
内芽を残して剪定すると、枝と枝が重なり、
日光が当たらないなどで、病気になりやすいのです。
外芽を残しての剪定だと、どの枝にも日光が当たり、
生き生きとその枝を、伸ばしていくことが出来ます。
枝の切り口
剪定しているのに、枯れていくのは、どうして?
こういう疑問を、お持ちの方が多いようですので、
ご紹介します!
バラはデリケートだと書きました。ハサミから、
その切り口に、雑菌がつくことがあるので、
アルコールや、火で炙って、消毒したハサミを使ってください。
5月から6月の梅雨の時期は、雨が多く、
切り口に雨が長時間当たることで、枝枯れ病の原因に、
なります。
剪定する際は、芽が伸びる向きをしっかり見て、
その向きに沿って、斜めに切ってください。
この「斜めに切る」というのが、とても重要!
平らに切ってしまうと、そこに雨水が溜まり、
病気の原因となる、「菌」が発生する場合があります。
それを防ぐために、斜めに切るのです。
斜めに切っておけば、水は茎の方へ落ちて行きます!
切り口を切ったままにしておくと、雨に濡れて、
「菌」が発生し、そこから枯れていくことがあります。
そこで、剪定後の切り口には、殺菌剤入りの癒合剤を、
塗っておきましょう。
600円~1000円で、購入できます。
バラのことなら
NHK 「みんなの趣味の園芸」
http://www.shuminoengei.jp/
無料会員登録が必要ですが、
バラの達人!と呼ばれていらっしゃる鈴木満男さんの、
バラ剪定レッスンが、動画で見られます。
ご参考までに。
バラって、本当に手がいる植物なのですね。
調べていて、よーく分かりました!
これだけ手がかかっているからこそ、
高価なお花なのだということも分かり、
プレゼントに最適な、お花なのも納得!
自分で育てることも素敵だけれど、
やっぱり「バラの花束」は憧れなので、
今月の記念日には、おねだりしてみようと思います!