寒い冬に活躍するものといって、私が
真っ先に思い浮かぶのは、ヒートテックです。
ヒートテックとは、ユニクロと東レが共同開発した、
発熱する機能性インナーです。
とても薄くて、重ね着しても着ぶくれしないので、
寒い時には欠かせません。
でも、そんな便利なインナーですが、私の友人が、
ヒートテックを着ても、暖かく感じないと
言います。
また、別の友人は、寒くなったときもあると。
同じヒートテックなのに、どういうことでしょうか。
何か原因があるかもしれないと思い、調べてみると、
ヒートテックが暖かく感じないことは、
確かにあるようです。
実は、着ているときの条件で、ヒートテックの
機能が、十分に発揮出来ないことがあることが、
わかりました。
では、どんなときにヒートテックを着ても、
暖かく感じないのでしょうか。
それにはまず、ヒートテックが暖かくなる
理由を知る必要があります。
ヒートテックが暖かくなる理由
ヒートテックが暖かくなるには、3つのポイントが
あります。
- 1つ目は、ドライです。
汗の水分が残ったままになると、冷えてしまいます。
そこでヒートテックには、表面積が大きく
なるように、極細の繊維をたくさん使っています。そのため、汗がすぐに乾くようになっています。
- 2つ目は、保温です。
ヒートテックは、中が空洞になっている糸を
65%使っています。
すると、繊維の中に温かい空気を溜めておけます。そのため、普通の繊維に比べて、保温効果が
高いのです。寒い時に、ビニールのプチプチが暖かいのと
同じ原理ですね。 - 3つ目は、発熱です。
ヒートテックの一番の特徴です。
人は普段の生活で、汗を少しかきます。
その汗は、少ないと、すぐに水蒸気になります。この水蒸気は、運動エネルギーを持っていて、
それが繊維に付着すると、熱エネルギーに
変わります。ということは、少しの汗で発熱するということに
なります。
次に、ヒートテックを暖かく着るコツを、
ご紹介します。
ヒートテックを暖かく着るコツ
前述したように、ヒートテックには、汗を吸収して
発熱するという、原理があります。
ということは、全く汗をかかない状況では、
発熱しない、ということになりますね。
ですので、ヒートテックの効果を得るためには、
日常で動く程度の、運動が必要です。
しかし、やっぱり汗をかきにくい、という方は、
綿の下着の上に、ヒートテックを重ねて着る方法を
おすすめします。
綿は、ヒートテックより保湿性があるので、
汗ではないけど、体は常に少量の水蒸気を
出しているので、その少しの水分を吸収します。
その水分を生かして、ヒートテックが
発熱してくれます。
そしてもう1つ、私の友人が経験した、
寒くなった原因は、汗のかきすぎです。
ヒートテックは、少しの汗が蒸発するときに、
熱エネルギーになるのですが、大量に汗をかく場合、
汗が乾ききらずに、逆に体が冷えてしまいます。
そのため、大量に汗をかくような運動などを
するときは、ヒートテックは向かないと言えます。
寒い季節に、大量に汗をかくような条件のときの、
おすすめのインナーは、保温と速乾を兼ね備えた、
シルクやウール素材です。
天然素材は、汗の発散性も良く、保温性も高いです。
まとめ
私はいつも、寒いときはヒートテックを愛用して
いますが、着ているときの条件によっては、
効果が発揮できないことが、わかりました。
特に、汗をかきすぎるときには、低体温にも
気を付けないといけないので、友人にも伝えようと
思います。
でも、使い方がわかれば、ヒートテックを
より効果的に、着ることができると思うので、
是非、参考にしてみてくださいね。