甘くてみずみずしいいちごは誰にでも愛されるフルーツの女王様です。いちごは現在日本で登録されているものだけでおよそ300種類もあります。種類によってさまざまな特徴があるので知っておくとお店で購入するときに役立ちます。ここでは人気の5種類の特徴を詳しくご紹介します。
人気のいちご5種類の特徴とは?
いちごにはたくさんの種類がありますが、なかでも特に人気のある5種類を選んでみました。それぞれ特徴があるので、選ぶときの参考にしてください。
あまおう
あまおうは福岡県で2005年に登録された品種で、それまで人気だった「とよのか」にかわる新しい商品として開発されました。「あまおう」という名前は「赤い」「まるい」「大きい」「うまい」の頭文字をとって名付けられました。
その名の通りまるくて大きい果実が特徴で、平均で一粒40g~50gもあります。色も濃くて果肉も固めでとってもジューシーです。
紅ほっぺ
2002年に品種登録された「紅ほっぺ」は静岡県生まれのいちごです。紅ほっぺという名前は、果皮が紅色でとても美しいという意味と、「ほっぺが落ちるほどおいしい」というふたつの意味が込められています。紅ほっぺは細長く先が尖った形が特徴です。
果肉が固めでしっかりとした食感なので、イチゴ好きにはたまらないおいしさです。甘みと酸味が絶妙のバランスを保っているので、一口食べたとたん口の中に甘酸っぱさが心地よく広がります。
さがほのか
2001年に品種登録された「さがほのか」は名前の通り佐賀県が生産地です。特徴はツヤのある果皮と白くきれいな果肉です。やや大きめでスリムな形は飾りとしても人気があり、クリスマスケーキなどによく使われます。
甘みが強い上に香りもよいのも魅力の一つです。酸味は少なめなので、優しい甘さで食べやすい味です。しっかりとした食感なので日持ちのするのもよい点です。
とちおとめ
東日本では圧倒的な人気を誇るのが、栃木県生まれの「とちおとめ」です。その収穫量や安定したおいしさからいちごの王様ともいわれています。長年にわたって多くの人に愛されてきました。糖度が高く甘さが強いのが特徴で、果汁がたっぷりでとてもジューシーです。
程よい酸味もあるので、スイーツにもぴったりなので、ケーキのトッピングなどにもよく使われています。
さちのか
長崎県、佐賀県、千葉県などで主に生産されている「さちのか」は、2000年に品種登録されています。きれいな円錐形をしていて果皮は濃い赤色で光沢があるのが特徴です。
香りが強く、甘さと酸っぱさがバラン良く調和しています。ほかのいちごとくらべてビタミンCが多いので、栄養面でも優れています。
いちごのおいしい見分け方3つのポイント
人気の5種類のいちごをご紹介しましたが、実はいちごにはおいしいものを選ぶための見分け方があります。
鮮度
せっかくなら新鮮ないちごを選びたいものです。ヘタが濃い緑色でピンとたっているものや反り返って立っているものは鮮度が高いいちごです。また薄っすらとうぶ毛があるのも新鮮な証拠です。
大きさ、形
形は大きい方が甘さが強いと言われています。根元に近いほうがたっぷり糖分や栄養を含み大きないちごになるので、なるべく大き目のいちごを選ぶようにしましょう。
色
色が均一で表面にツヤがあるものがおすすめです。いちごの色がヘタのところまで赤くなっているものは完熟している証拠です。逆に白いものはまた熟していないので要注意です。つぶつぶも大事なポイントです。つぶつぶが赤くなっているのは食べごろで、逆につぶつぶが黄色なのはまだ熟していません。
まとめ
いちごはたくさんの種類があります。ここにある以外のほかの品種も機会があれば食べてみたいです。甘くておいしいだけでなく、見た目もかわいらしくて癒されます。
真っ赤ないちごはまるで赤い宝石のように美しいです。しかもビタミンCもたっぷり含まれていて、風邪予防やアンチエイジングなども期待できるというのですから本当にすごい果物です。
面倒な調理もいらずさっと洗うだけですぐ食べられるのですからとても便利です。果糖もほかの果物に比べて少なめなのでカロリーをコントロールしている人にもおすすめです。いちごを積極的に食べて毎日健康的に過ごすように心がけたいものです。