小粒でピリリ!山椒とちりめんじゃこの素敵な出会い

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京都土産の定番といえば、ちりめん山椒

でも、なぜ京都が有名なのでしょうか?

京都は海から遠いため、
昔は魚を生で食べる機会がとても少なかったそうです。

生の魚は塩や味噌、醤油等で味付けし
保存食としていたといわれています。

また、京都の山間部は自生する山椒が多く
山椒の実は季節になるとそのまま佃煮にしたり
食卓に並ぶなじみの深い食材でした。

つまり
京都ではちりめん山椒は
昔からの常備菜

いわゆる

おばんざい

の一つなのです。

本来は店で買うものではなく家庭の味
その家ごとに味付けが違うものでした。
それが
「京都の味」
として全国に広まったためだといわれています。

山椒の効果

山椒は小粒でもぴりりと辛い
(体は小さくても気象や才覚が目覚ましく侮れない)

ということわざにもなっているように、
山椒といえばぴりっとした辛さが特徴です。

この辛さが内臓の働きを活発にし
食欲増進の効果があります。

そのほかにも様々な効能があり、
西洋ではとして用いられていました。

日本でも縄文時代の遺跡から見つかっており
日本古来の香辛料なのです!

ちりめん山椒、作る?買う?

冒頭にもお話ししましたが、
ちりめん山椒は本来は家庭の味

つまり昔は自宅で手作りするものだったのです。

あんな美味しいもの、自分で作れるの?!

と思うかもしれませんが・・・

作り方は意外と簡単です。

材料

  • ちりめんじゃこ 70g
  • 山椒の実(下処理済みのもの)じゃこの量の1/3程度
  • 酒     100ml
  •   

  • 薄口醤油  大さじ1〜お好みで
  •    

  • みりん   大さじ1
  • 砂糖    小さじ1

①すべての調味料を合わせて火にかける

②煮立ってきたら火を弱め、ちりめんじゃこを加える
じゃこが鍋にこびりつかないよう
気をつけながら1〜2分ほど炊く

山椒の実を加え、さらに弱火で4〜5分炊く。
鍋底に汁気がほとんどなくなったらできあがり!

意外と簡単!!

ただし!ここで注意!

山椒の実の下処理(灰汁抜き)はしっかりやってくださいね。

・沸騰したたっぷりのお湯に塩をひとつまみ加えて
 5分ほど茹でる。
(指の腹で潰せるくらいの柔らかさが目安です)

・茹で上がったら、ざるに上げます。

・1〜2時間ほど時々水を替えながらさらします。
 さらす時間を長くするほど、辛みが少なくなります。

2時間経って食べてみてまだ辛いようなら
さらに時間を延ばしてみてください。

出来上がったちりめん山椒は
冷蔵庫で2〜3週間保存が可能です。

自分で作れば、
好みで味をかえることができます。
甘めがお好みなら、砂糖を加えてもおいしいです。

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京都にはたくさんちりめん山椒の有名店がありますので、
もちろん買うのもおすすめです。

材料は同じなのに、
お店によって見た目も味も違います。
食べ比べをして、自分だけのお気に入り
見つけてみるのも楽しいですよ。

それではとっておき、京都で人気の高い有名店をご紹介します。

はれま
山椒の辛み、味付けともに万人に愛される味。
山椒が苦手な人でもおいしく食べられる。

やよい
あっさり味。
山椒とじゃこ、両者のバランスが絶妙。

三宝庵
山椒の味と香りが存在感あり。
しっかり目の味付けがお好みの方におすすめ。

ちりめん山椒はご飯のお供としてだけでなく、

  • 冷や奴の薬味に
  • パスタや納豆に混ぜて
  • チャーハンの具に

など、いろいろアレンジできます。

これぞまさに常備菜!ですね。

自分で作ってみるのもよし、
買ってくるのもよし。

ちりめん山椒、味わってみてくださいね。

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