小学校のお友達のママから、先日、
「子供が同級生のお友達に、怪我をさせちゃった。
どうしよう!」
と、相談されました。
とても動揺している様子でした。
詳しい話を聞いてみると、休み時間に、
鬼ごっこをしているとき、
ふざけて、おんぶをしてもらうように、
後ろから飛び乗ろうとして、お友達が
転んでしまったそうです。
転んだお友達は、転んだときに額を切ってしまい、
4針縫ったそうです。
学校から連絡があり、すぐに、怪我をした
お友達の家に、謝罪に行きたいと電話をしたところ、
今は会いたくないので、家にも来なくていい、
と言われてしまったそうです。
家の場所はわからないので、来なくていいと
言われたら、行かない方が良いのか、どうすれば
よかったのかと、相談されました。
こんなとき、どういう対応をしたら
良いのでしょうか。
デリケートな問題なので、何か参考にできることが
ないかと、いくつか事例を集めてみました。
子供が怪我をさせてしまった事例
- 事例1
子供が学校で、友達にぶつかって転ばせてしまい、
友達は、足を骨折してしまいました。学校から連絡があって、すぐに両親で
相手の子供の家に、菓子折りと、
お見舞い金として、1万円を持って行きました。いつも遊んでいる、仲良しの子ということもあり、
お金は受け取れない、何もいらない、
と言われましたが、治療費として、受け取って欲しいと伝え、
なんとか受け取ってもらえました。 - 事例2
子供が、学校で友達とけんかをして、顔をひっかいて、
怪我をさせてしまいました。
怪我は、引っ掻き傷で、血が少し出ていました。家に、子供がお友達に怪我をさせたと、
学校から連絡があり、直接謝罪したいと伝えたところ、先方は、事を荒立てたくないので、家には来なくていいと、
言っていたそうです。そのため、学校からは、先方の住所や連絡先は
教えてもらえませんでした。学校からは、子供同士で謝罪したので、
それだけでいいです、と言われました。相手の意向ということなので、結局、
子供が謝罪しただけで、他には何もしていません。 - 事例3
子供が学校で、同級生に足を引っ掛けて
転ばせてしまい、額に4針縫う怪我をさせて
しまいました。両親で、謝罪に行ったところ、相手の親から、
うちの子に非はないので、健康保険を使わず、
医療費を全額負担してほしい、と言われました。もし、健康保険を使ったとしても、加害者がいる場合、
健康保険が、加害者に対して、残りの7割を請求するので、
結局は、加害者が負担することになります。個人的に加入している、損害保険があるので、
問い合わせると、「急激、且つ偶発的な事故」
に限って適用されるそうです。今回の場合、故意に転ばせたことなので、
急激且つ偶発的な事故には、あてはまらないので、
適用されませんでした。結局、治療費を全額負担しました。
故意か、偶発的な事故かによって、対応は
変わってしまいます。
以上の事例を参考に、今回のママ友達に、
こんなケースもあることを、伝えました。
ママ友達は、今のところ、子供にはよく謝らせ、
少し間をおき、学校の行事などで会えるときに、
改めて謝罪したいと言っていました。
まとめ
子供は大きくなってくると、学校や、公園など、
親の目の届かないところで遊ぶことも、多くなります。
今回のように、友達に怪我をさせてしまうことも
もしかしたら、起こってしまうかもしれません。
もしも自分の子が怪我をさせてしまったら、
相手に対して、誠意のある対応をして、
出来るだけのことはしてあげましょう。
そして、できればそんなことが起きないように、
子供には、常日頃から、危険なことなどを、
教えてあげたいですね。