メモ書きをした時、手帳にすらすら書くことが
できなくて、もどかしい気持ちになったことは
ありませんか?
私は衝動買いした色つきのボールペンを手帳
に使ったのですが、色が出たり出なかったり
して、なんだか残念な気持ちになりました。
仕方なく、家にある他のボールペンを試して
みましたが、出にくかったり、液体が紙に
溜まったりと、手帳がみるみる汚れてしまい、
せっかく新しい手帳を買っても、
なんだか勿体ないことになってしまいました。
せめて新しいページからは、キレイに
書きたいと思い、ネットで良いボールペンを
探してみると、インクにも色々な種類が
あることがわかりました!
そこで今回は、同じようにボールペンの
書き味が気になる方のために、私が見て
知り得た情報をご紹介したいと思います!
水性だけに水に弱い?
水性インクは、着色料を水に溶かしている
インクです。
発色が良くて、綺麗な色をしています。
ですがその反面、水性は水に伸びやすい
だけあって、水に弱いので、湿気の多い
ところに置いておくと、すぐに滲んで
しまいます。
プリンターのインクジェットを使った時
せっかく印刷した紙の文字が、いつの間にか
ぼやけてしまっていた、なんてことは
ないでしょうか。
水に溶けやすい性質があると、ちょっとした
ことで、駄目になってしまうこともあります。
その代わり、水性はインクが出やすいので、
すらすらと書けるという利点もあります。
水性は、長時間書いても疲れないのが
良いところなので、続けて書く必要がある時
使うと良いかもしれません。
例)勉強や手紙、など。
固めの油性インク
油性インクは、着色料を油に溶かしている
インクです。
水に強く、持ちが良いです。
ただし、油は伸びが悪く、固まりやすいため
書き味は、水性ほど良くはありません。
(最近の油性の中には書き味の良いものも
あります)
長く放置していると、ペンの中で固まって
出なくなってしまうこともあります。
私はそんな時、火にあぶって使っていましたが、
ある時、うっかり本体まで溶かしてしまい、
怖い思いをしました。
油性ボールペンの出をよくするなら、
直接火にかけるよりも、湯せんで溶かした方が
良いかもしれません。
その時は、インクの出ないお尻から
浸しましょう。
油性は保存したり、裏移りさせたくない時に
使うと良です。
例)契約書や伝票、手帳など
素敵なゲルインク
水性でも油性でもあるゲルインクは、
どちらの利点も持っており、書き味が良く
水にも強いのですが、ただ残念なことに燃費が
悪いです。
減りが悪いので、すぐなくなる点をのぞけば、
発色に優れていますし、オールマイティな
インクと言えます。
水性や油性と、同じようなものに使えますが、
なにぶんインクの持ちが悪いので、ここぞと
いう時に使うと良いですね。
例)色紙やイラスト、手帳など
最近は、道具を使えば消えるゲルインクも
あるので、書き損じた時は便利です。
染料と顔料の誤解
染料は水性、顔料は油性と思いがちですが、
実はそうではないようです。
染料や顔料は、どちらも水性、油性のものが
あります。
なら、何が違うのかと言うと、粒子の大きさの
違いだそうです。
染料は粒子が細かいので、紙に深く
沁みこみますが、顔料は粒子が大きいので
表面に付着するだけです。
染料は、紙に定着するまで時間がかかり、
顔料は速乾性にすぐれていますので、
利点だけ見ると、まるで水性と油性の
違いみたいに思えますね。
ですが、染料と顔料は素材の種類であって、
水性と油性を意味するものではありませんので、
ご注意ください。
ちなみにゲルインクは、水性の顔料になります。
私の中ではボールペンのインクといえば、
油性というイメージが強かったのですが、
意外と奥深いものですね。
購入する時は、どういうものに使うかを考えて
買いたいものです。