掃除嫌いの人に!そのマイナス感情を克服する3つの方法

会社帰りにふと寄ったドラッグストアで、偶然同僚Sとバッタリ。Sも買い物の途中だったようですが、なんとそのカゴには清掃用品がギッシリです。

その後、二人でお茶したのですが、Sの目下の悩みは「自分の掃除嫌いを克服する」ことなんだとか。なるほど。それで先程のカゴいっぱいの清掃用品に得心がいきました。

「実はこないだ実家の母が遊びに来てさ。あんたちゃんと掃除してるの?って真顔で訊くのよね…」

実はSはかなりの片付け下手の掃除嫌い。普段からその面倒くさがりの性格を発揮して、適当に手を抜いて済ませていたのですが、専業主婦のプロであるお母さんはごまかせなかったそうです。

「お姑さんが来たとき恥ずかしいから、ちゃんと掃除しなさいって怒られちゃったんで、今日さっそく買い物にきたんだけど…でもメンドくさいな~。ねえ、掃除が好きになるいい方法って、何かないのかな?」

というわけで、二人でその場でスマホを駆使して、その方法を検索してみることにしました。



あなたの掃除嫌いの原因は?

一口に掃除嫌いといっても、そこに至るまでにはさまざまな原因があります。その中でも代表的なパターンを挙げてみましょう。

  • 責任感が強すぎる人
  • 家の中をキレイにすることは自分の責任!やらなくちゃ、やらなくちゃ!と思い込んでしまう人は、責任感がやがて義務感へ、そして最終的には「やらされている」感になってしまいます。これでは克服どころか、ますます嫌いになってしまいますよね。

  • 完璧主義な人
  • このタイプの人は、家の中を隅々まで完璧にキレイにしておきたい!と思いがち。しかしそれでは、毎回大掃除をしているようなもので、始める前から疲れてしまいます。結果、嫌い意識がどんどん増幅してしまうことになります。

  • 物を捨てられない人
  • 部屋の中に物があふれていれば、まずはそれを片付けてしまわないことには、掃除機雑巾もかけられません。このテの人は、そもそも「整理整頓」という大きな課題に挫折していることが多いようです。

さて、以上のどのケースにも共通して言えることは「もともと掃除が得意ではない」ということ。だから嫌いになるのも、ある意味、納得できる部分はあるのかもしれません。

ただそのままでは、いつまでたっても部屋はキレイになりません。そして苦手なことを克服できない自分にモヤモヤとしたコンプレックスを抱き続けることになってしまいます。それじゃあ毎日がスッキリしませんよね?

いったい、この苦手意識を克服するには、どうしたらいいのでしょう?

「嫌い」を克服する3つの方法

得意でないことをそれなりにこなせるようになるには、人間、やはり努力が必要だと思うのですが、その努力を引き出す効果的な方法3つ挙げてみましょう。

  1. 少しずつ短時間で
  2. 一気にすべての部屋をキレイにしようとするから、しんどくなるのであって、例えば一部屋ずつを日替わりで掃除して行けば、1サイクルで清掃は完了することになります。1回にかける時間を短く、疲れないようにすれば、億劫になることもありません。

    ローテーションは、まずは1週間サイクルで区切ってみるのがオススメです。月曜は居間、火曜はキッチン…という具合に、とにかく少しずつ始めてみましょう。

    そのうちに4日サイクル3日サイクル、とローテーションが短くできるようになればシメたものです。

  3. 気づいたときにお手軽に
  4. いちいち収納庫から掃除機を取り出し、バケツに水を張って、さあ開始…と大掛かりなことを考えてしまうと、それだけでゲンナリしてしまいます。そこで、普段の生活のついでに、掃除してしまうことを心がけてみましょう。

    まずは、すぐに手に取れるところに、使い捨ての清掃グッズハンディクリーナーを装備しておきます。使い捨てグッズは化学雑巾フローリング用のワイパー、クリーナーはスティック型のコードレスタイプがオススメです。

    そして汚れやほこりに気付いた時だけ、それらでサッと拭き取ったり吸い取ったりしましょう。ここで大事なのは「目についた汚れだけをキレイにする」ことです。隅々までキレイにする必要はありません。

    おおざっぱに掃除機をかけ、おおざっぱに埃を払う。それだけでも、普段の汚れが目立たなくなりますよ。

  5. プチ断捨離を心がけよう
  6. とにかくなんでもいいので、毎日物を捨てるように心がけましょう。チラシ1枚でも空き瓶でも使い古しの歯ブラシでも、なんでもOK。とにかく捨てることを習慣化してしまうのです。いわゆる「プチ断捨離」です。

    そのときに「これ、いつか使うかも…」と考えるのはやめましょう。1か月も使わないものは自分にとって必要のないもの!と思い切ることです。そうでないと物は減りません

    そうすると、床に置いてある物、出しっぱなしの物が、徐々になくなっていって、クリーナーひとつかけるのも、楽ちんになります。そうやって「掃除しやすい環境」を作っていきましょう。

おわりに

さて、同僚Sと、ああでもない、こうでもない、と検討した結果、「とりあえず、気付いた時にチョコチョコ掃除することから始めよう」ということになりました。

始めから完璧を目指しても、あまりに遠大な目標では挫折すること必至。Sの飽きっぽい性格から考えても、簡単にできることから始めた方が良さそうです。

それにしても、家事嫌いを克服するって、本当に大変です。共働きなら、たまには旦那さまにやってもらうとか、そういうのもアリなんじゃないかな。

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