ここ数年、万年筆ブームが起きてるって、
知っていましたか!?
万年筆っていうと、オジサン達が持ってるもの、という
イメージでしたが、今はそんなこと、ありません!
私も一本お祝いで貰った物を、使っています♩
ところで、万年筆って、インクの種類がいっぱいあって、
よくわからない!
なので、万年筆を持っている、祖父に聞いたりして、
色々比べてみたので、良かったら参考にしてくださいね!
インクにも種類がある!?
万年筆のインクと言っても、
色々種類があるのは、知っていますか?
色の事?いえいえ、違います。
インクの成分の事です!
使い方によって、ピッタリなインクの種類も、違うので、
まずはこの違いを、勉強しましょう!
顔料インク
耐水性・耐久性に優れるインクで、色は真っ黒のみ!
ウリはとにかく、耐水性と耐久性です。
その代わり、一旦乾いてしまうと、水に溶け難いので、
ペン先で、インクを詰まらせやすいという、
欠点があります。
これを防ぐには、長期間使わないなら、
よおーーーく洗っておくしか、ありません。
固まらせてしまって、万年筆本体を駄目にする人も、
結構います……。
私も、コレを使う時は、その都度洗え、と、
祖父にうるさく、言われました(笑)
また、万年筆特有の、色の濃淡は、出難いです。
それでも、それを承知で使う人が絶えないくらいに、
耐水性・耐久性はすばらしい!
染料インク
水に溶けるインクで、耐水性・耐久性は、
顔料インクには、敵いません。
その代わりに、万年筆特有の、色の濃淡がよく出て、
いかにも、万年筆で書いている!という感じがします!
各社発売しているインクも、この染料インクが、
ほとんどですよ!
また、紙に染み込むインクなので、紙を裏返すと、
インクが滲んで、透けていたりする事も……。
それが万年筆らしいといえば、らしいんですが(笑)
その代わりに、乾いた後でも、
水で濡らせば、溶けるので、
万年筆本体には、優しいインクです!
古典インク
この古典インクというのは、染料インクの一種で、
成分が少々特殊なものです。
化学反応を利用して、色を定着させますが、
その特性上、色はブルーブラックしかありません!
没食子インクとか、古典BBとも、言われますね。
長所は、染料インクよりも、耐水性・耐久性が、
いい事!
それから、黒は味気なくてちょっと、という方には、
人気があります!
ただし、顔料インク程ではないですが、耐水性がいい分、
万年筆の中で、乾いてしまったら、
駄目にしてしまいます。
また、このインクは酸性なので、ペン先が鉄だと、
酸化させてしまう事も、あるんです。
でも、昔は、
ブルーブラックと言えばこの、古典インクだったと、
祖父は思い入れがあるようです。
以上が、万年筆の基本のインク3種類です。
ちなみに私は、顔料インクが好きですね。
耐水性はもちろんの事、
裏移りしない事と、真っ黒が出るので、
仕事でも使い易いです。
では次からは、インクの紹介です!
ズバリどのインクがいいの!?
一番使用率の高い、黒青系のインクで、
絞ってみました!
耐水性重視なら!
セーラー社の『極黒』(顔料インク)
顔料インク使いさんなら、使っている方も、
多いと思います。
顔料インクの欠点である、詰まり易さを解消するべく、
開発されました!
その代わり、少々耐水性は、わざと落としてありますが、
全然許容範囲です!
やはり、文書は長期保存する物が多いので、
耐水・耐久性はとても大事ですよね。
私のお気に入りです。
耐水性と色味も気にしたいなら!
プラチナの『ブルーブラック』(古典インク)
昔から、万年筆を使っている方は、
ブルーブラックの色が特に好き、と言う方も、
多いのではないでしょうか?
プラチナの『ブルーブラック』は、国産の中では最後の、
古典インクです!!
書いてすぐの色は、黒と言うよりも、青。
しかし時間が経つにつれて、黒く変色します!
それでいて、耐水性があるのは、古典インクだけ!
お手入れ重視なら!
パイロットの『ブルーブラック』(染料インク)
私の祖父は、このパイロットのブルーブラックを、
ずっと使っています。
染料インクなので、手入れも簡単で、
他の海外製に比べて、書き味もOK。
さらに、染料インクにしては、耐水性もそこそこ!
ただし、色味はかなり強い青ですので、
こだわりの強い、ブルーブラックだからこそ、
色の好き嫌いが、あるかもしれません!
また、耐水性はそこそことは言っても、
やっぱり濡らしてしまうと、滲んでしまいます。
それでも、他の染料インクに比べたら、
かなり滲み難いです!
以上が、それぞれおすすめのインクのご紹介でした!
私は耐水性を重視するので、顔料インクを使いますが、
色が真っ黒は味気ないと、言われてしまうと、
その通りかも。
ご自分にあったインクを、見つけて下さいね!