パソコンのファイルやデータを、保存したい時、パソコン本体に、保存する方法の他に、ディスクに書き込んで、保存する方法があります。
データを、外部へ持ち歩きたい時や、他のパソコンで、読み込みたい時、人に渡すときなどに、便利な方法ですよね。
今回は、Windowsパソコンから、
ディスクへの書き込み方と、エラーなどで困った時の対処法について、
お話ししましょう。
はじめに
CD、DVDディスクを、パソコンに挿入し、
「書き込み」を選択すると、2つの形式から、
選んでください、というメッセージが出ます。
その2つとは、「ライブファイルシステム形式」と、
「マスター形式」です。
実際のウィンドウは、このようになっています。
では、この2つの、書き込み形式の手順を、
順番に、説明していきましょう。
ライブファイルシステム形式で書き込む
この形式の最も便利なところは、書き込んだデータを、
いつでも気軽に、追加・削除・編集できるところです。
ExcelやWordなど、頻繁に更新するファイルを、
書き込む場合は、ライブファイルシステム形式が、
適しているでしょう。
書き込み手順は、このようになっています。
- パソコンに、書き込みたいディスクを挿入する
- 先ほど画像で紹介した、メッセージウィンドウで、
「USBフラッシュドライブと同じように使用する」
を選択する。 - そのウィンドウへ、書き込みたいファイルを、
ドラッグ&ドロップする
すると画面上に、ディスクドライブの、
ウィンドウが開きます。
ドロップするとすぐに、
コピー&書き込みが、始まります。
書き込んだデータは、他のパソコンでも、
読み取り・編集が可能になります。
ただしこの形式は、Windows XP以前のOSでは、
読み取れないこともあるので、注意してください。
マスター形式で書き込む
マスター形式は、全てのデータを、一度にディスクに、
書き込む必要があり、個別のファイルを、
削除・編集することはできません。
一見不便なように思えますが、この形式の利点は、
異なるOSや、再生機器との、
互換性が高いことです。
データを保管したい時や、古いOSで閲覧したい時、
他の再生機器でも、利用したい時などは、
マスター形式で、書き込むとよいでしょう。
手順ですが、まずはじめに、ディスクを挿入し、
「CD/DVDプレイヤーで再生する」
の方法を、選択します。
その後、書き込みたいファイルを、
ドラッグ&ドロップする、というところまでは、
ライブファイル形式と、同じ手順です。
では、その後の手順について説明しましょう。
ドライブ内に、ドラッグ&ドロップされたファイルは、
このように、表示されます。
必要なデータが、すべて揃っていることを、
確認したら、「ディスクに書き込む」を、
クリックします。
次に出てくるウィンドウが、こちらです。
任意の、ディスクタイトルを入力し、
書き込み速度を、選びます。
書き込み速度は、ディスクのパッケージなどに、
「〇〇倍速対応」と、表記されているはずですから、
そちらを、参考にしてください。
「次へ」をクリックすると、書き込みが始まります。
書き込みエラーなどのトラブル対処法は?
エラーメッセージが出る、書き込みが途中で止まるなど、
トラブルが起きる場合は、いくつかの原因が考えられます。
おもなトラブルの原因と、対処法は、
次のようになっています。
- パソコン環境とディスクが適合していない
- ディスク読み取り部が汚れている
- ウィルスチェックなどの常駐ソフトが影響している
- パソコンが省電力モードになっている
使っているパソコンの、ドライブを確認し、
適合するディスクを、準備してください。
環境と適合ディスクについては、パソコンメーカーの、
ホームページで、確認できます。
市販のクリーニング製品を使い、ディスクの、
読み取り部を、クリーニングしてみてください。
適合したディスクを、挿入しているのに、
エラーが起きる場合は、ウィルスチェックソフトなどが、
原因の場合も。
常駐ソフトを、書き込みの間だけ、
一時的に停止してから、書き込みを、
再開してみてください。
いったん、ディスクの使用を終了させてから、
電源オプションを確認し、通常モードに、
変更してみましょう。
データを便利に使ったり、大切に保管したいのであれば、
正しい書き込み方を、知っておかなければなりません。
書き込み時に多いトラブルも、考えられる原因や対処法を、
あらかじめ知っておけば、慌てずにすみますね。