私が生まれ育った町は、自然が豊かな田舎町です。天気の良い日の夜には、見上げるとたくさんの星がみえます。
星によって明るさも違いますが、どれも小さく光った点のように見えますよね。星には恒星、惑星、衛星と種類があります。私たちが見ている星って全部恒星と呼ばれる星なのでしょうか? そもそも恒星ってどういった星の事をいうのかもわかりません。
以前、夫が好きで読んでいた宇宙飛行士のマンガの影響で、小学生の子どもが宇宙や星に、最近興味を持ち始めた事もあり、少し調べて見る事にしました。
恒星・惑星・衛星のちがい
星には恒星・惑星・衛星があります。どのような違いがあるのか、それぞれ見てみましょう。
恒星とは?
恒星というのは、太陽のように自らが光る星のことをいいます。私たちが普段見ている夜空の星のほとんどが恒星なんです。夜には見えませんが、太陽ももちろん恒星です。
よく「あの星は地球から何億光年も離れたところにある」なんて聞きますが、光年というのは、光が進む距離のことをいいます。光の速さは、1秒間に地球を約7~8周する速さといわれています。と言われても、想像すらできない速さですよね。
想像できない速さなので説明しにくいのですが、例えば「あの星は10光年離れた場所にある」と言われた場合、光の速さで10年かかる場所にある星という事になるんです。まぁ、ものすごく遠いという事です(笑)
そんな遠くにあるのに、地球から私たちが見えるくらい自らが光っている天体が恒星なんですね。
惑星とは?
惑星はみなさんご存知かと思います。地球も惑星ですね。惑星とは、恒星の周りを回りながら移動している星の事をいいます。
もう少し詳しく説明すると、太陽の周りを移動する星という条件以外に、惑星に該当する条件が他に2つあるんです。十分な重さがあり丸い天体、天体の周りに同じくらい大きな他の天体がない、という条件です。
冥王星という惑星をご存知かと思いますが、以前は惑星に分類されていました。ですが、条件に外れる事がわかり、現在は準惑星に分類されているんです。占星術が好きな人はよく知っているかもしれませんね。
惑星には、地球の他に水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星があります。惑星は恒星のように自らは光らず、太陽の光を受けて光る星です。金星や木星は明るいので肉眼でもよく見えます。
衛星とは?
衛星というのは、惑星の周りを回っている星のことです。地球の周りを回っている月が最も身近な衛星になります。
私たちが肉眼で見る事はできませんが、木星や土星には衛星が50以上あるんですよ。
星の色が違って見える理由
ほとんどの星は黄色~白っぽく見えますが、蠍座で知られるアンタレスという赤い星やおおいぬ座で青白く光り輝くシリウスなど、星の色が違う理由はなんでしょうか?
星の色が違うのは、表面の温度の違いによるものなんだそうです。星の表面温度が低い星は赤く温度が上昇するとともに、赤→オレンジ→黄色→白→青白いとなるんだそうですよ。赤い星の方が温度が高そうですけど、逆なんですね。
また、星にも寿命があり赤い星が人間でいえば老年期で、青白い星はまだまだ若い少年くらいといわれています。私は…黄色に近いオレンジくらいでしょうか(笑)
まとめ
私たちが普段見ている星のほとんどは、自らが光を放つ恒星という事がわかりました。また、色によっても、その星がどの年代くらいなのかがわかるんですね。
子どもも興味津々で私の話を聞いていましたよ。今日も天気が良いので、たくさんの星が見えそうです。子どもと一緒に星空観察でもしてみようと思います。
都会にいると、街の明かりが邪魔してよく見えないかもしれませんが、たまにのんびり夜空を見上げて見るのも気分転換になるのではないでしょうか。