社員旅行は、近年
減少傾向にあると聞きますが、
わが社では、2年おきに行っています。
来年が、その社員旅行の年で
わたしが幹事のひとりに、選ばれています。
大人数で動くので、
早めに予定を立てて、行き先を
決めないと、ならないんです。
行き先によって、かかる旅費も
変わりますからね。
前回、幹事をした同僚のAに
社員旅行の幹事心得について、
教えてもらいました。
私「候補地は、沖縄、奄美大島、長崎なの。」
A 「沖縄と奄美大島だと、
ちょっと旅費がかかりそうね。」
私「あ、でも会社からも経費、出るでしょ?」
A 「甘いわね。そんなに出ないのよ。」
会社からの、補助をかなり
見込んでいたので、ビックリです。
どういうことなのか、
教えてもらったので、皆さんにも
紹介しますね。
社員旅行とは?
減って来ていると言っても、まだまだ
社員旅行をする会社はありますよね。
ただ、なんとなく参加していて、どういうものなのか
あまり考えたことがない、という人は多いと思います。
社員旅行とは、社員の日頃の労を労う意味がある
慰安を目的にした旅行です。
会社によっては、社員旅行用に
積み立てをしていることがありますよね。
それにプラスして、会社から
福利厚生費などの名目で、経費が
支給されます。
でもそれには、いくつか条件が
あるようです。
社員旅行に経費を使える条件とは?
経費を使える場合の、条件には3つあります。
- ひとつ目は、日程です。
社員旅行の日程が、4泊5日以内であることです。
海外旅行でも良いのですが、
海外での滞在が4泊5日以内でないといけません。 - ふたつ目は、社員旅行の参加人数です。
これは、全従業員の50%以上が
参加しなければなりません。慰安を、目的にしているのですから
なるべく多くの従業員に、参加して欲しいですよね。 - 最後は、会社の負担金額です。
たくさん負担して欲しいところですが、
これには上限があって、10万円以内と
決まっています。会社の負担が高額になった場合、
これは福利厚生費ではなく、給与や賞与という
扱いになってしまうそうです。これは困りますね。
でも、大人数の会社でも、少人数でも
変わらず10万円とは、不公平な気がします。少人数の会社などで、旅行代金が
10万円以内に、おさまる場合は全額、福利厚生費で
まかなっても良いそうです。
では、これらの条件に当てはまるけど
社員旅行に当てはまらない場合がありますが
それは、どういったものでしょうか?
経費で落とせないNGな社員旅行とは?
NG社員旅行にも、大きく分けて3つあります。
- 1つ目は、役員など特定の人を
対象にした社員旅行です。社員と役員の人数が、変わらないような
小さな会社では、こういうことが
起こり得るかもしれませんね。でも半分近く、役員がいるような会社の
慰安旅行は、寛げなさそうです。 - 2つ目は、取引先の接待を兼ねた社員旅行です。
これも、社員の慰安を目的とする
社員旅行からは、逸脱しているので
ダメですね。役員と一緒の旅行以上に、気を使って
慰安どころでは無さそうです。 - 3つ目は、不参加の社員に対して
金銭を支払ったり、旅行自体には行かず、
旅券などを配布するようなものです。これでは、参加しない従業員が
多くなりそうですし、社員旅行の目的を
考えると、ダメなのはわかりますね。
まとめ
A 「実はもうひとつ、
NGな社員旅行って言うのが
あるんだけど、なんだかわかる?」
私「なんだろう?」
A 「海外旅行での行き先が、
カジノって言うのはダメなのよ!」
私「カジノ?賭け事は慰安じゃないってこと?」
A 「そうね。会社の福利厚生費を
当てにしないんだったら、良いかもね。」
そういうのを禁止するってことは、
カジノに行く、という社員旅行もあるんでしょうね。
私の姉は、北海道の会社に勤めていますが
北海道の社員旅行は、秋に行くことが多く
観楓会と言います。
楓の季節だからなんでしょうけど、
良い響きですね。