「それ、間違っている!」
会話をしていて、自分の使っている言葉が、
誤っていると、恥ずかしい思いをしますよね。
言葉の本当の意味とは異なり、間違って、
使われている言葉は、たくさんありますが、
今日は、その中の一つ「敷居が高い」を、
見てみたいと、思います。
皆さんは、この言葉の正しい意味を知っていますか?
この語の誤用と、誤用される場合の正しい言い方は
どんな物が有るのでしょうか?
これらの答えを見てみましょう。
そうすれば、他の人の前でも、
恥ずかしい思いをしなくてすみますよ!
正しい使い方
わたしも、最初は、この「敷居が高い」、
という言葉の正しい使い方を、知りませんでした。
最近は、この誤用が、慣用になりつつありますが、
正しい使い方は、どのようなものでしょうか?
あなたのまわりでは、
この語を、どのように使っていますか?
恐らく、多くの人が、
「このレストランは、敷居が高くて、入れない」
というような使い方を、しているかもしれません。
わたしも、そうでした!
でも、本当に正しいのでしょうか?
正しい場合、どんな状況なのでしょうか?
実際には、次の二つの状況で、使うのが正しいです。
- 「その店で以前、何か失敗をしたため、行きづらい」
- 「店のオーナーに借金をして、未だ返していない」
このように、後ろめたい思いがあったりして、
その場所に行きづらい、感じた時に、
「このレストランは、敷居が高くて、入れない」と使います。
実際には、このような状況の人は、少ないかもしれません。
誤用と同じ意味の言葉
「敷居が高い」の誤用と、同じ意味で、言いたいとき、
つまり、ここは高級で、また上品すぎて入りにくい、
と言いたいときには、何と言えば良いでしょうか?
これらがふさわしいと言えます。
- 格式が高い
- ハードルが高い
- 分不相応(ぶんふそうおう)
- 場違い
- 気後れする
- 高嶺の花(たかねのはな)
どれも、「そこは、自分とは別世界なところなので、
入るなんてできない、自分はふさわしくない」と、
感じたときに、使うことができます。
そう考えると、
「レベルが高い」というのも、使えるでしょう。
「敷居が高い」という言葉が、誤って、
使われるようになった理由は、
日本人の性質ゆえにではないかと、思います。
多くの場合、日本人は、自分の立場や状況と、
その場が、ふさわしくないと思うと、
どう感じるでしょうか?
「申し訳ない」という感情が、
現れてくるのではないでしょうか?
それで、「この場所に来てしまい、すみません」、
という気持ちゆえに、「敷居が高い」という言葉を、
使ってしまうのかもしれません。
まとめ
今日は、「敷居が高い」という言葉の意味と、
この語の、誤用と同じ意味の言葉を、
見ることができました。
現在、誤用されている日本語は、
探してみると、たくさんあるようです。
「煮詰まる」「的を得る」「上には上がいる」など、
知らず知らずに使っていて、
間違って使っていることが、多いかもしれません。
言葉の正しい使い方を知って、
恥をかかないように、したいですね!