夜中に足がつって、目が覚めた、
という経験は、ありませんか?
足がつる時の痛みは、思わず、
声が出るほどの、耐え難い痛みですよね…
足がつる原因の、多くは、
筋肉の疲労に、よるものです。
しかし、頻繁に足がつる、という人は、
実は、栄養不足も、原因のひとつかも…?
今回は、よく足がつる、という人のために、
解決・予防のための、栄養の取り方について、
ご紹介していきましょう。
筋肉の修復を助ける「ミネラル類」
先ほども言いましたが、足がつる、
主な原因は、筋肉の疲労です。
本来、人間の体は、疲労した筋肉を、
癒し、修復する働きを持っています。
筋肉の修復の際、大きな助けとなるのが、
ミネラル類です。
カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの、
栄養素で、「電解質」とも呼ばれています。
ミネラル類は、体内の血液や、
リンパ液に乗って、筋肉へ流れ込み、
タンパク質を補給し、修復を助けます。
このミネラル類が、不足することにより、
筋肉の修復が、追いつかなくなります。
足は体の中で、最も心臓から遠い場所。
そのため、摂取するミネラルが、足りないと、
足まで、行き渡らないことも。
筋肉の疲労を防ぐ「ビタミンB1」
もうひとつ、筋肉にとって、
大切な栄養素が、ビタミンB1です。
肩こりや腰痛を改善する、サプリメントや、
ドリンク剤にも、使われていますね。
ビタミンB1は、体内で、食べ物を、
エネルギーに変換する、働きがあります。
不足すると、運動に必要なエネルギーが、
十分に供給できなくなり、疲労につながるのです。
足がつる他に、疲れやすい、体がだるい、
などの症状がある人は、ビタミンB1不足が、
原因であることが、多いようです。
ミネラル類・ビタミンB1が不足すると、
筋肉の修復が、遅れるだけでなく、
疲労物質である乳酸が、排出できない状態に。
たまった乳酸は、脳が筋肉を動かすための、
正常な伝達機能を、狂わせてしまうため、
筋肉の異常な収縮が、起きてしまうのです。
足がつるのを予防するおすすめ食品&メニュー
カルシウム・マグネシウムなどの、
ミネラル類と、ビタミンB1を、
多く含む食品は、以下のようなものがあります。
ほうれん草・水菜などの青菜類
ナッツ類 うなぎ 肉類(特に豚肉)
これらは、単品で摂るよりも、
組み合わせて摂った方が、効果がある、
と言われています。
そこで、これらの食品を使った、
おすすめメニューを、ご紹介しましょう。
【ひじき・豚肉・油揚げの混ぜご飯】
戻したひじきと、細かく切った豚肉・油揚げを、
甘辛く炒め煮にして、ご飯に混ぜこみます。
玄米ご飯なら、なお良いですね。
【鶏肉とカシューナッツの炒め物】
中華料理のお店で、手軽に、しかも、
リーズナブルに注文できる、メニューです。
ご飯もの、麺類のサイドメニューとして、
一緒に食べることを、おすすめします。
【納豆おろしそば】
そばのトッピングとして、納豆は、
味の相性も、抜群です。
大根おろしは、ビタミンCも豊富で、
消化も助けてくれるので、胃が疲れ気味、
という人も、ぜひプラスしてもらいたいですね。
今回紹介した栄養を、バランスよく摂取すれば、
足がつる症状は、軽減されるはずです。
夜中に、痛みで目を覚ますこともなく、
安眠できる日々が、訪れるとよいですね!