七五三シーズンが近づいてきましたね。
3歳の女の子を持つお母さんは、今から、
何を着せようか、頭を悩ませていると思います。
実は私の娘も3歳になり、今年が七五三。
ドレスも可愛いけれど、やっぱり着物を着せてあげたい!
…と、思っていますが、着付けの知識もないし、
お店に頼むのは高そうだし…で、悩んでいました。
でもいろいろと調べてみたら、3歳の着物の着付けって、
意外と簡単にできちゃうんですね!
着物に慣れていない人でも、簡単にできる3歳の着付けの仕方を、
順を追ってご紹介していきます。
3歳用の着物にはどんな種類があるの?
3歳の着物には、被布(ひふ)スタイルと、
結び帯スタイルの2種類があります。
被布は腰ひもで結んだ着物の上から、
ベストのような袖なしの上着を重ねます。
結び帯は大人の着物と同じく、
着付けの最後に帯を巻きます。
でも、まだ3歳の子ではこの帯が苦しくて、
着付けも長くかかるため、ちょっと可哀想かも…
3歳の着物は、着付けも簡単で、締め付けも少なく、
楽に着られる被布タイプがおすすめです。
着付けの前に準備しておくことは?
着付けの前日までに、長襦袢と着物の、
肩上げ・腰上げをしておきます。
手足が隠れてしまわないように、
袖丈と裾の長さを、縫い上げて調整します。
最近は着物販売店や、レンタル店でも、
お子さんのサイズを測って、
サービスで肩上げ・腰上げをしてくれる、
お店も多いようです。
はじめから短い寸法でできていて、肩上げ・腰上げが、
不要な着物もあるので、買う時、借りる時には、
実際にお子さんに羽織らせてみるとよいでしょう。
肩上げと腰上げはもちろんおうちでもできますし、
本やネットで、詳しい縫い方を解説してくれるものも、
たくさん出ています。
ちなみに私は、母に頼むつもりです(笑)。
可愛い孫のためなら、と喜んで引き受けてくれる、
おばあちゃま達も多いはずですから、
思い切って甘えるのも手ですよ♪
被布スタイルの着付けの手順は?
ではいよいよ、着付けの手順について説明しましょう。
当日になってあわてないように、
お子さんの慣らしも兼ねて、
事前にお子さんと着付けの練習をしておくのが、
おすすめです。
手順は、このような感じになっています。
- 下着をつけ、足袋をはかせる
- 長襦袢を着せる
- 着物を着せる
- 被布を着せる
下着は普段着なれているものでOK。
ただし、着物の襟から見えないよう、
首元が開いているものを。
向かって左の襟についている紐を、
右の身八口(脇の下の空いている部分)から通す
もう一方の襟についている紐を持ち、
二本の紐を背中でクロスさせ、前で結ぶ。
紐の結び目は前中心は避け、脇か後ろの方にする。
紐を結んで余った部分は垂らしたままにはせず、
巻いてある紐にからませるようにして処理する。
長襦袢の袖を出し、着物の袖と合わせる。
あとは長襦袢と同じ要領で、紐を前で結ぶ。
被布を羽織って袖を出し、ボタンを留めて完成♪
一通り文章で説明しましたが、
動画で見るとよりわかりやすいと思います。
小さい子の着付けは大変だし難しい、と思っていたけれど、
これなら自分でできそう!という気持ちになったのでは?
お店でプロに頼むのもいいけれど、
お母さんが着物を着せてくれた、という思い出は、
きっとお子さんが大きくなっても心に残るはずですよ。