大学生になった娘が最近になって、アルバイト探しを始めました。
今まで高校生時代では、アルバイトが禁止されていたので自分で働いて金銭を得た経験がありません。学生のうちに働くことは、これから生きていくうえでも大きな財産になるかと思います。
そのうち数年も経てば、就活も始まります。面接時のマナーなどもきちんと知っておかないといけませんよね。面接の入退室やかばんの所作など、受け答え以外での細かいマナーも確認しておく必要があります。
この機会に、就職の面接時の入退室マナーについて調べてみました。
面接の入室の流れ
面接での入室時のマナーについて、流れを追って説明していきますね。
1.入室前のマナー
- かばんは、利き手ではない方の手で持つ
女性の場合、ショルダーバッグを押さえるよう脇を閉めることを意識する - 利き手で、ドアを3回「コン、コン、コン」と軽くノックする
- 「どうぞ」と言われた後に、「失礼いたします」と言ってからドアを開ける
2.入室時のマナー
- 部屋に入り、ドアの方に向き直り静かにドアを閉める
*顔を面接官に向けたまま、後ろ手でドアを閉めない - 面接官へ向き直り、「よろしくお願いします」と言ってからお辞儀をする
女性の場合は、かばんが肩からずり落ちないように、脇を閉めて両手はお腹の前で重ねてお辞儀する
*お辞儀は30度の角度で - 椅子に向かって歩き、椅子の左横に姿勢を正して立つ
3.着座までのマナー
- 「大学名とお名前をお願いします」と言われたら、
「○○大学××学部の△△と申します。どうぞよろしくお願い致します」と言ってから、深くお辞儀をする
*お辞儀は45度の角度で - 「どうぞ」と着座を促されたら、「失礼いたします」と言い、浅めのお辞儀をしてから椅子に座る
*お辞儀は15度の角度で - かばんは、椅子に座る時に自分の横の床の上に置く
ここまで、もたつかずスムーズな動作で入室することが好ましいのですが、かばんの置き方やかばんを置くタイミングなど、細かな所作までチェックされているかもしれないと思う、と気が気ではなくなりますよね。
それでは、かばんの置き方のマナーも詳しく見ていきましょう。
かばんの取り扱いのポイント
まず、就活用のかばんは、床に置いて倒れない自立する物を選びましょう。
面接時のかばんの取り扱いについてのポイントは、
- 利き手ではない方の手で持つ
- 女性で肩にかけるタイプのかばんの場合は、ずり落ちないようにしっかり脇を閉める
- 着席するタイミングで、椅子の足の周辺の床の上に静かにかばんを立てて置く
以上が面接でのかばんのマナーとされています。
さらに細かく言うと、かばんは着席する前に置くのか、着席した後に置くのか迷うところですよね。
着席のどのタイミングで置くのがベスト?
実は、面接時のかばんの取り扱いのマナーについて明確にされていることとは、「かばんは着席する時に床の上に置くこと」とだけなんです。かばん置く順序は、着席前でも着席後でもどちらでも失礼には当たりません。
着席する時には、かばんをどのタイミングで置くとスムーズに動作ができるのか、練習してみて自分の良しとするタイミングを見つけてみましょう。
かばんの取り扱いでのマナー違反とは?
面接時には、かばんの置き場所で絶対にやってはいけないことがあります。
それは、かばんをテーブルの上や椅子の上、着座した膝の上に置くことはマナー違反になります。しかし、面接官からかばんの置き場所として椅子の上などを指定されている時には、わざわざ床の上に置かずに素直に従いましょう。
面接時の退室マナー
面接の退室時にも流れがあります。
1.まずは座ったままお礼を述べる
- 面接官から「本日の面接は以上です」など面接の終わりの言葉があったら、座ったままで
「本日はお忙しい中お時間を頂き、ありがとうございました」と言ってから深くお辞儀をする
*お辞儀は45度の角度で - かばんを持ち、ドアに向かって移動する
2.ドアの前で再度お礼の言葉を述べる
- ドアの前まで歩いたら、面接官の方に向き直り「失礼いたしました」と言って深くお辞儀をする
- 顔を上げたら、面接官と目を合わせながらドアを静かに閉めて退出する
部屋から退出した後は緊張の糸も解けてホッとしますが、誰が見ているかわからないのでまだ気を引き締めて行動しましょう。退出してすぐにスマホを開いたりせず、建物を出るまでは面接は終わりではないと思って行動しましょう。
まとめ
こうやって面接の流れを確認してみると、やらなければいけないことが多くあるので、一連の動きで覚えてしまった方が良さそうです。ぎこちない動作で面接に臨むと、かえって悪目立ちしそうですね。
また、面接時のかばんに対するマナーにも気を付けておかないといけませんね。細部にも気を配るように心がけて、面接に臨みたいものですね。