年々寒くなって来ると、体調を壊す頻度が増えてきている気がする今日この頃、歳には勝てないと切なくなります。気温の変化に段々と身体が付いていけなくなっています。風邪と引くと必ずと言っていい程、のどを痛めてします。
扁桃腺が悪い私は、のどが痛いと必ずといっていい程熱が出てしまいます。咳・のど・発熱の三大風症状の全てを発症します。そんな時、冷たい飲み物を飲んだら咳がひどくなってしまいました。そんな事があったので、色々と調べて見ました。
咳はどうして出るのでしょうか?
そもそも咳はどうして出るのでしょうか?咳とは空気中から入ってきた風邪などの空気感染用ウイルスや塵やほこり、たばこや排気ガスなどの煙、異物を肺や気管などの呼吸器を守るために、強制的に気道から取り除こうとする反射的な収縮運動のことを言います。
体内の異物が入り込むと、まずのどや気管、気管支など気道の粘膜の表面にある「咳受容体」が反応します。その刺激が脳にある咳中枢に伝わって、横隔膜や肋間膜などの呼吸筋に伝達されて、咳が出て体内の異物を外に出します。
他に咳には、気道にたまった痰を外に出す役割もあります。気道粘膜には細かい毛と、その表面を覆う粘液が、粘膜の表面を潤して保護しています。この粘液が細菌やウイルス、ほこりなどの異物をからめ取ったものが痰です。
気道に炎症があると痰が増えて、粘り気が強くなります。痰は、体外に異物を追い出そうとする細かい毛の運動と、咳の収縮運動によって外に出されます。
冷たい飲み物を飲むと咳が出るのはなぜ?
風邪の時などに咳が出てのどが痛い時は冷たい飲み物を飲んで、スッキリとしたいと思う方も多いと思います。実は冷たい飲み物を飲むのを控えた方が良いです。なぜなら冷たい飲み物は気管を縮めてしまうからです。気管が縮まる事によって咳が出やすくなり、連鎖反応をおこして咳が止まらなくなってしまう事もあります。
どんな冷たい飲み物に注意が必要?!
- 炭酸飲料
- 牛乳
- 柑橘系ジュース
- ウーロン茶
のどへの刺激が強い飲み物です。炭酸健康法が流行していますが、のどにはあまりよくありません。のどの痛みが強い時や、のどの調子が悪い時などは炭酸ゼリーにしたり、少し炭酸が抜けてから飲むと良いです。
せきこんでいる時に避けたいのは、牛乳です。牛乳は粘り気が多くて後口が残り痰が絡みやすくなり、余計にせきこんでしまいます。牛乳の他には、チーズやバターなどの、乳製品も同様の症状をおこしやすくなるので、注意をした方が良いです。
グレープフルーツやオレンジジュースなどのビタミンCが多く含まれる柑橘系のジュースはのどへの刺激が強く、ジュースの多量に含まれる糖分は痰をつくり出しやすいため、せきが出ている時や、のどが痛い時は控えたい飲み物です。風邪でつらい時にビタミンCの栄養補給をするのに便利なオレンジジュースやフルーツジュースですが、ジュースを飲むのではなく果物をそのまま食べる方が良い方法です。
油が多めの食事と一緒に飲むことで、胃のもたれを抑えてくれるウーロン茶ですが、のどが腫れている時に飲むと、のどに必要な油分を奪ってしまうため、のどの表面の炎症を進行させてしまう恐れがあります。大きな声を出したり、声を出す職業の方も、のどの油分を奪われてしまうのであまり頻繁に飲まないほうが良いお茶です。
のどが痛い時やのどに炎症を起こしている時は、温かい飲み物をゆっくりと飲みましょう。カテキンの多く含まれる緑茶や、身体が温まる生姜湯にハチミツを入れて飲むのものどにとても良いです。
最後に
風邪をひいた時の、咳やのどの痛みはとても辛いですね。しかも咳が止まらない状態が続くと、肺までが痛くなり、ヒューヒュー言うようになってしまします。咳を止めるためにと飲んでいた冷たい飲み物が、実は逆効果だったとは驚きでした。冷たい飲み物の方が辛い時は飲みやすいですが、温かい飲み物の方がのどには良いのですね。みなさんものどが痛い時や炎症をおこしている時は、注意してみて下さい。