子連れでの再婚は難しいもの、私の姉の子を
通して、そう感じずにはいられませんでした。
姉も、相当迷って悩んで決めた、子連れ再婚。
姉の子が成人した今でこそ、お互いを認め合える
関係になったとはいえ、当初から荒れ模様でした。
今、私には中学生、思春期真っ只中の娘がいます。
私の場合、離婚や再婚の経験はないのですが、
娘との関わりは、常々難しい、と感じています。
思春期の子供連れの再婚とは、どんなものなのか?
姉親子から学んだ、親の思い・子の思いを
紹介しますね。
子連れ再婚の難しさとは?
離婚する夫婦が増加している現代では、新たな
家庭を築く人も多いことでしょう。
男女が出会い、結婚したいと思う気持ちだけで
決断できないのが、子連れ再婚ですね。
子連れ再婚は、血縁関係のない再婚相手と子供の
間での、信頼関係を築いていくことが必要です。
血縁関係がある親子の間には、良くも悪くも、
何となく通じる、何かがあるものですよね。
血縁関係がない親にとっても、実の子以上に
子供を愛し、育てていく信念が重要になります。
特に思春期の子供を持っての再婚だと、子供にも
多くの迷い・反発・疎外感などを持たせる原因に
なる場合もあります。
姉の場合、当時中学生だった娘の気持ちも十分に
尊重した上で、再婚を決めたと言っていました。
もちろん義兄も、再婚相手として、相当な覚悟を
しての決断だったようです。
義兄は、とてもできた人でした。
実の子でなくても、受け入れる姿勢を常に持ち、
反発されても拒否されても、その信念は
変わることがありませんでした。
しかし、不条理にも、うまくいかないもので、
困難続きの子連れ再婚になってしまいました。
その原因とは、何があったのでしょうか?
思春期の子供の心とは?
思春期になると、子供の気持ちを解釈することが
難しく感じるようになります。
私も、中学生の娘を通して感じるのが、コレ。
- 他人の考え方に共感できないと、拒絶。
- その反面、自分には共感していて欲しい。
- 理屈では理解できても、自分の中で消化できない。
- 不機嫌でイライラすることが多い。
これも一部のことで、生活していれば、色々と
あるのが、思春期です。
もう中学生なんだから・・・と、つい、話しを
片付けがちになってしまいます。
親の事情も受け入れてよね、は、思春期には絶対
通用しませんよ。
反抗的な態度を示さない場合でも、親の気持ちを
理解しようとしても、モヤモヤが解消できない。
親にも言えず、悩みや不安を抱え込んでしまうと、
実の親にも再婚相手にも、心を開けませんね。
また、再婚してから、兄弟が生まれたりすると、
更に事情が複雑になってきます。
子供は、親から見放されると感じ、寂しく思い
親の愛情を更に欲しがります。
素直な気持ちで、親に寄り添うことが難しい、
それが思春期です。
思春期の子供の心は、とても繊細。
大人のように、ある程度飲み込んで処理は
できないのが、やっぱり子供なんですね。
親ができることとは?
子供が、再婚相手を受け入れずに、反発する、
そんな状況が続けば、大人でも滅入ってしまう
でしょう。
そんな最中、子供は自分の居場所を探し続けて
いるのです。
子連れ再婚で、問題にぶつかった時に、親は
感情的に接しないように、心がけましょう。
感情のぶつかり合いで、ますます子供が混乱し、
情緒不安定になる場合もありますよ。
再婚相手を認めさせる前に、まずは子供の存在を
実の親が大事にすることが重要ですよ。
常に、子供に寄り添う気持ちを持ち、普段から
話を聞こうとする姿勢が必要です。
姉の子は、思春期のうちは、姉の一方通行な
気持ちを素直には受け止められませんでした。
しかし、成長するにつれ、思春期に姉が種をまき
実を結ぶ結果となりましたよ。
子供の接し方のポイントとは?
姉が実践したこととは、
- 感謝の言葉がけをする
- 子供の趣味に共感する
- 子供の選択を信じ、尊重する
- 子供の話に耳を傾ける
やってもらって当たり前、をなくし、
「ありがとう」の言葉がけを心がける
子供の興味のあることに、積極的に参加
してみると、話が広がる
これじゃあダメ、この方がいいなど、
子供の考えをなるべく否定しない
子供から話し始めたら、チャンス!
何をやってても手を止めて聞く
種をまいても、すぐに芽は出ません。
ましてや、実がなるには時間がかかります。
大人になると、どうにも仕方のないことに対して
受け止め、理解できるようになりますよ。
親は、機が熟すまで待つことも、仕事です。
まとめ
姉夫婦と子供、お互いが大人になった今、
お互いの幸せを認められる関係になりました。
思春期を乗り越え、人生の先輩としても認め、
実の父とは、また違う信頼関係が生まれた様子。
いくつもの困難を乗り越えた、姉家族。
家族の形って、様々あるものなのですよ!