秋は空気が澄んでいて、とてもキレイですね。
昼間はまだ少し暑いのですが、
日が落ちるととたんに爽やかな涼しさを感じます。
そんな晴れた夜の月は最高!
月を見ながら、ベランダで一杯!なんてね。
ところで満月っていつかしら?
「中秋の名月」なんていいますよね?
えっ?!
中秋の名月って必ずしも満月のことじゃないの?!
そもそも、「中秋」ってなんのこと?
「仲秋」って書いてもいいの?
中秋の名月は満月じゃない?
中秋(ちゅうしゅう)とは旧暦の秋の中日、
つまり真ん中の日を指す言葉です。
旧暦では、秋は7月、8月、9月になります。
だから、旧暦の8月15日が中秋に当たります。
旧暦では、月の満ち欠けがそのままカレンダーに
なっています。
つまり新月(月が見えない日)=1日(ついたち)
ということは、満月=15日(十五夜)のはずなのですが、
日にちの区切りと月の角度(見え方)が一致しないために
満月の日が16日にずれ込むことがあります。
では「仲秋」(ちゅうしゅう)とはなんでしょう?
仲秋とは秋の真ん中の月を表します。
つまり、8月のことですね。
起源は中国
中国では3000年以上も前の周の時代から月をお祭り
していたそうです。春節が太陽をお祭りする日なら、
中秋節(ちゅうしゅうせつ)はお月さまのお祭り。
月にウサギというのも中国の神話に由来します。
ウサギといえば、西洋でも多産の象徴ですね。
秋は収穫の季節。
中秋節は豊穣を祝うお祭りでもあるのです。
現在でも月餅(げっぺい)を食べて
お祝いしているのですよ。
お月見いろいろ
お月見には、お供え物!
月見団子は欠かせませんよね。
関西と関東では何やら形が違いますね。
関西では里芋に見立てて少し長い形に作ったお団子を
あんで巻いたような形です。
こしあんの小豆色からのぞく、お餅の白さが美しいです。
関東では、ひたすら白くて丸いのです。
月をなぞらえているようですね。
お餅は甘いのですが、あんが入っている物や
入っていない物があります。
ススキと一緒にお供えするのは全国的に共通しますね。
関西のある一部地域では、まるでハロウィーンのように
子どもたちが近所を練り歩き、家々から
お菓子をもらうというのもありますよ。
関東の私の住む地域では、十五夜にはお団子と
けんちん汁を食べます。
けんちん汁は、大根や里芋などの根菜類を煮て、
しょうゆ仕立てにした汁物です。
里芋を月になぞらえるのでしょうか。
中秋の名月いつ?
中秋の名月は、毎年違うのですよ。
- 2014年9月8日(月)
- 2015年9月27日(日)
- 2016年9月15日(木)
- 2017年10月4日(水)
- 2018年9月24日(月)
- 2019年9月13日(金)
- 2020年10月1日(木)
(富山市科学博物館HPより)
いいお天気になるといいですね。
さて、満月じゃないけれど今日もお月さまがきれいです。
中秋の名月といわず、月を見ながら一杯やりますか。
あっ!
ビール冷えてなかった。