今日は新入社員にとって、待ちに待った初の給料日。いわゆる初任給というやつです。初任給は何に使うの?と新入社員の前田さんに聞いたところ、前田さんは思案顔で「両親に何かプレゼントを贈りたいんですけど、何がいいと思いますか?」と聞いてきました。
初任給で家族のためにプレゼントを贈る。なんと素敵な話ではないですか。そこで何を贈ったらいいか、みんなで調べてみることにしました。
初任給の意義
一人前の社会人として組織に所属して、初めてもらう労働対価。アルバイトとは違った、自分の成長が実感できる俸給が初任給です。
もちろん同じ会社の先輩たちと比べれば額は少ないかもしれませんが、少ない中でもやりくりして、家族、特に親御さんに感謝の気持ちを表す、というのはとても大事なことです。
なぜなら、自分が社会人として認められるまでに成長できたのは、ひとえに親御さんの支えがあってこそ。その気持ちを忘れない意味でも、初任給からプレゼントを贈って、ほんの少しだけ恩返しさせてもらうことは大切なことなのです。
初任給からのプレゼントはいくらぐらい?
初任給からプレゼントを贈る場合、統計的に見て、だいたい1万円~3万円ぐらいが目安と言われています。もちろんこれはあくまで目安であって、個人の金銭事情にもよりますから、これより上でも下でも一向にかまいません。
例えば、自宅住まいと一人暮らしでは、生活に使う額も違ってきます。あるいは奨学金の返済がある人も、使う額は限られてきます。場合によっては、一人暮らしで奨学金を返済している人も。そういう人に初任給から2、3万円の出費は、ちょっとキツいでしょう。
しかし、初任給からのプレゼントで一番大事なのは、まず家族に対する感謝の気持ちです。金額の多寡ではありません。
それに親御さんのほうも、将来のことを考えてお金を無駄遣いしてほしくない、と思っておられるのではないでしょうか。あまり高額なプレゼントをすると、却って気を遣わせてしまうかもしれません。
できれば平均予算内かそれ以下で家族の喜ぶものを、というスタンスが望ましいかと思います。
初任給からのプレゼント・オススメ5選
さて、いよいよプレゼントを購入・・・の前に、注意事項を2点挙げておきます。
- 希望の品を事前にリサーチしておく
- 必ずメッセージカードを添える
あらかじめ希望の品を聞き出しておきましょう。サプライズのためにそれとなく聞いておくのもいいですし、あるいは初任給から何か贈る!ということを宣言して、ズバリ聞いてもいいでしょう。要は、何が好みか、何がほしいか、何が食べたいか、どこへ行きたいか、ということを知っておくことです。
プレゼントしたものに、必ず手書きでメッセージを添えて、贈るようにしましょう。感謝の気持ちを表すのに、これ以上効果のある方法はありません。
それでは、初任給から贈るプレゼントは、どんなものが人気なのでしょうか?早速見ていきたいと思います。
食事
特に人気の高いプレゼントは、親御さんを食事に招待することです。できれば一緒に食事を楽しむほうが喜ばれますが、遠方で帰省できない人は、食事券を贈る、という手も。お店を指定できるものや、複数店舗から選べるギフト券などもあります。
予算に限りがある人は、休日にランチの予約をしてみるのもいいでしょう。ちょっと気の張る高級店やホテルなどで、お得に美味しいものが食べれます。
小物類
初任給の記念として残るように、品物を贈りたい、という人も多いようです。男親ならネクタイやベルト、キーケースなどを、女親ならスカーフやネックレス、ポーチなど、それぞれの好みを考えて選んでみましょう
また夫婦でペアのものを贈ってみるのもいいでしょう。ペアの財布、ペアのハンカチ、ペアのスマホケースなど、いろいろな取り合わせがあります。
嗜好品
親御さんの好きな食べ物を贈る、という手もあります。特に、男親には酒類、女親にはスイーツ、というケースが多いようです。もちろん下戸や甘いものが苦手、という人もいるので、そこはケースバイケースで、親御さんの好物を選んであげましょう。
ちなみに、女親では、フラワーアレンジメントを贈る、というプレゼントも人気があります。
旅行
初任給で旅行をプレゼントする、という人も多いようです。エグゼタイムやJTBのカタログギフトなら、行先や日程を自由に選べるので便利でお得です。
また、近場のちょっとした温泉や保養地に、日帰りで家族を連れて行ってあげる、というのもいいでしょう。「デイユースプラン」という、休憩と食事だけを提供してくれるホテルや旅館がありますので、ぜひ活用してみてください。
現金・商品券
直接的ではありますが、好きなことに遣ってもらう、という意味ではこれもアリ。その場合は、熨斗袋に入れて「御礼」と記しておきましょう。もちろんメッセージカードも忘れず同封してください。
おわりに
初任給から両親に贈る物を検討していた前田さんですが、結局、二人を食事に招待したそうです。有名なイタリア料理店のランチを予約して、当日は美味しいワインを付けたとか。
その光景を想像して、こちらまで嬉しくなってしまいました。一人前になったお子さんからご馳走してもらう食事の味は、そりゃあもう格別なものでしょうね。きっと一生忘れられないランチになったと思います。