猫は車での長距離移動にストレスを感じるの?

今年のシルバーウィークは、
大型連休に、なりそうですね。

私の会社でも、連休の予定の話で
持ちきりです。

そんな中、後輩のAさんだけが
なぜか話しに、乗ってきません。

「Aさんは確か今年、新車を購入したんだよね。
 連休はどこかへ、出かけないの?」
と声をかけると、

A「う~ん、できれば敬老の日の
  お祝いもかねて、

  田舎の祖父母を、温泉旅行にでも、
  連れて行ってあげたい、
  って考えているんですけど…。

  実はちょっと、困った問題があって…。」

実は、Aさんは今年から
を、飼い始めたそうなんです。

A「祖父母の家までは、車で片道3時間以上
  かかるんです。

  猫の車での、長距離移動って
  大丈夫なんでしょうか?

  ペットホテルに、預ける事も
  考えたんですけど、

  余り人に、なつかないコなんで
  緊張して餌も、食べないんじゃないかと
  それも心配で…。」

うぁ~、猫! LO━(〃>∀<〃)━VE
癒されますよね。

学校や仕事で、嫌なことがあっても、
家に帰って、愛猫の顔をみるだけで、
疲れなんか、吹っ飛んじゃいますよね。

ただ、ペットを飼っていると、
困ったことに、長期間の旅行に行くのが
難しいんですよね~。

私「猫か~。実は私も、実家にいた頃
  猫を飼っていたの。

  中には猫を、旅行に連れて行く人
  いるみたいだけど、個人的には
  あまりお勧め、できないわ~。」

A「やっぱり、車に酔って吐いたり、
  トイレなんかが、大変っていうこと
  なんでしょうか?」

私「勿論、それもあるわね。

  とにかく、車で猫を
  旅行に連れて行くのって、
  結構、大変なのよ。」

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猫を旅行に連れて行っても大丈夫?

勿論、猫にもよりますが、
ほとんどの猫は、外出を嫌がります

実は猫は、自分の縄張りの中で
過ごすことに、安心感を覚える動物だと
言われています。

特に、完全室内飼いの猫にとって、
縄張りを離れて、見知らぬ場所へ外出することは、
大きな不安と、緊張を感じること。

慣れていない事態により、ストレスが高まり、
パニックを起こす、こともあるのです。

私「猫を旅行に、連れていく場合、
  車酔いやトイレも、大変なんだけど、
  その他にも

  『ストレス』・『迷子になる』・
  『車内での熱中症』なんかも
  心配しないと、いけないわね。」

ストレス

車に乗って移動する、ということは、
慣れていない、猫にとっては
大変なストレスです。

ストレスの理由は、怖い体験
例えば、動物病院に連れて行かれて
痛い思いを、したことだったり、

単に、縄張りの外に連れ出されて
落ち着かなかったりと、様々。

ストレスにより、ずっと鳴き続ける
猫もいれば、部屋の隅に蹲り、
狭い所で、ジッとしたりして、

餌も水も、受け付けなくなり、
更には、トイレへも行けなくなったり
するような猫もいます。

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私「ストレスから、病気になる可能性も
  あるのよ。

  私の友人が、車で実家に猫を
  つれて帰ったとき、
  その場では、すぐに慣れて、

  部屋を駆け回ったり、
  オモチャで遊んだりして、
  全然普通だったのに、

  突然血尿が出たので、ビックリして
  病院に連れて行ったら、
  ストレスのせいだって、言われたそうよ。」

迷子になるリスク

猫をどうしても、旅行に連れて行くなら、
移動中でも、滞在先でも、
決して逃がさないように、気をつけましょう。

他所の土地で、パニックになり逃げられたら、
二度と戻って、こないでしょうし、

家の中だけで、生活している猫が
外で生き延びるのは、難しいです。

車での旅行では、トイレや食事など
何度か休憩する必要が、出てくるかと
思いますが、

車のドアや窓は、開けず、
車内の狭い隙間等に、入り込まないように
注意しましょう。

私「私は、病院に連れて行くとか、
  どうしても、猫を車に乗せなくっちゃ
  ならないときは、

  キャリーケースに、入れるのはもちろん、
  念のため、ハーネスやリードを付けたり、

  インナーキャリーや、洗濯ネットに
  入れるなどして、猫が逃げないように
  しているわよ。

  万が一に備えて、緊急連絡先の
  プレート付首輪を、つけておくようにも
  しているわ。」

車中での熱中症

真冬でも、天気が良くて
直射日光が、当たったりすると、
閉めきった車中は、かなりの高温になります。

ましてや、真夏ともなれば、
たった数分のつもりでも、

車内の温度は、あっという間に
50度を超えて、しまうことがあり
大変危険。

どんな状況であれ、猫を
閉めきった車中に、残すことは
避けましょう。

車酔い

車酔いするかどうかは、個体差
大きいものですが、中には練習を積んでも、
どうしても、酔ってしまう猫もいます。

車酔いした猫は、最初ヨダレや泡を吹いて、
そのうち吐いたり、オシッコやウンチを
したりします。

私「猫の車酔いは、薬や馴れで
  克服するのは、難しいそうなの。

  私の友人の猫は、車酔いが酷くて
  キャリーに入れただけで、
  ヨダレが、出始める程で、

  結局車で、動物病院に連れて行く
  ことすら、往生するように
  なっちゃったそうよ。

  もし車酔いする体質だったら
  それ以上、車に乗せるのは
  避けた方が、いいでしょうね。

  ま、車酔いしない、元気なコの場合でも
  車に長時間、乗せる場合には、

  なるべく揺れない、温度が一定の場所に
  キャーリーを、置くようにして、
  時々声を掛けて、あげたりすべきね。

  小まめな様子見、休憩、給水タイムは
  必須よ。」

A「何だか、旅行に連れて行く方が、
  可愛そうに、思えてきました。

  やっぱり、ペットホテル
  預けたほうが、いいんでしょうか?」

ペットホテルなら大丈夫?

私「う~ん。
  それも、一長一短があるのよね。

  実は私も以前、祖父の葬儀で
  一週間くらい、家を空けなくっちゃ
  いけないことがあって

  動物病院の、ペットホテルに
  猫を預けた、ことがあるの。

  もちろん猫の、性格にもよるから、
  大丈夫な子も、いるみたいだったけど、

  余程慣れている、コ以外は、
  かわいそうな位、おびえてたわ。

  結局うちの猫は、ペットホテルに預けたら、
  ストレスで、ハゲが数カ所
  できちゃったうえ、

  知らないところで、トイレに行くのが
  イヤだったみたいで、
  膀胱炎にも、なってしまったの。

  それ以降、ペットホテルに
  預けるのは、やめちゃったわ。

  結局ペットホテルも、一緒にお出かけも
  環境が変わることを嫌う、猫にとっては
  大変なストレスにしか、ならないみたいね。」

A「そんなぁ~。

  それじゃ、猫を飼っている限り
  旅行は諦めないと、いけないって
  いうことなんでしょうか?」

私「まっさかぁ~。
  私だって、猫を飼ってた時にも
  旅行に行ってたわよ。

  勿論、猫にはおウチで
  お留守番、してもらってたわ。」

A「留守番!?猫って一人で、
  留守番できるんですか?」

猫に留守番してもらうには

箱入り猫ちゃん、特に今まで旅行に
連れて行った事の、ないような
完全室内飼いの、猫の場合、

旅行には、連れて行かない方が
無難だと思います。

稀に、旅行に連れて行っても
平気な猫が、いますが、

あれは子猫の頃から、連れまわしていたりして
慣れているコ

猫というのは、決まりきった毎日を
送るのが、好きな生き物。

例え飼い主が、いなくても
いつもと同じ場所に、いる方を好みます。

私「1泊2日ぐらいなら、家での留守番で十分。
  ウチでも、猫を置いて、
  よく旅行に、行ってたわよ。

  経験上、2泊3日までは、
  何とかOKだと、思うわよ。

  それ以上になると、ペットシッター
  利用したり、誰か頼める人に

  1日1回か、2日に1回、来てもらって
  トイレや餌の世話を、してもらった方が
  いいでしょうね。

  ただ、猫に留守番してもらう場合には、
  それなりに、準備が必要よ。」

猫を留守番させる場合の準備

私「飼い主である、自分がいないと、
  猫が、寂しがるんじゃないかと
  心配になるかも、しれないけど、

  元々単独生活を、していた猫にとって、
  一人ぼっちでの留守番も、
  それほど苦には、ならないのよ。

  大体が日中の大半を、寝て過ごす動物だから、
  飼い主の留守中も、お気に入りの場所で
  うたた寝したり、

  お腹がすけば、餌を食べたり、
  急に熱心に、毛づくろいをしてみたり、

  といった具合に、マイペース
  過ごしているものなの。

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  ただ中には、不安傾向が強くて、
  留守中の不安から、鳴いたり

  ゴミ箱を、荒らしたり、
  粗相を、してしまったするコも
  いるようだけど、

  Aさんちの猫は、普段から日中一人で
  我慢できている、わけだから、
  その心配は、あまりなさそうね。

  まずは留守番中の
  食べ物、水、トイレなんかを、
  どうするかについて、考えなくちゃね。」

食事

セットした時間になると、蓋が開く
タイマー付きの、ペット用自動給餌器
利用すると、便利です。

私「1泊のお留守番くらいなら、
  ドライフードを、多めに置いて
  出かけるだけでも、大丈夫よ。

  但し缶詰や、腐りやすい食事はNG
  必ずドライフード、だけにすること。」

飲み水

水は絶対に、切らさないように
注意しましょう。
複数の水入れを用意して、出かけましょう。

私「水入れは、必ず離して
  数ヶ所に、用意すること。

  私も失敗したことが、あるんだけど、
  同じ場所に、並べて置いて
  おいたりすると、

  何かの拍子で、両方の水入れを
  ひっくり返して、しまったみたいで、
  水が飲めなく、なっちゃってたの。」

トイレ

いつもよりトイレの数を、1・2個
増やしておきましょう。

また、トイレの場所が一部屋だと、
なにかあって、ドアが閉まるなどすると、

猫がその部屋に、入れなくなり、
トイレが使えなくなる
可能性もあります。

私「トイレが汚れると、猫はそのトイレを
  使うのをいやがって、

  別の場所に、粗相をしてしまったりも
  するから、出掛ける前は
  必ずトイレを、キレイにしていくこと。」

温度管理

猫は、快適な場所を探す天才。
家の中を猫が自由に、行き来できる場合は、
少々の寒暖は、自分で移動し解決します。

ただ、暑さや寒さが厳しい、
夏と冬は、多少工夫をしてあげると
安心ですね。

夏場は通風のために、窓を細く開けて
出かけても、よいのですが、

猫はわずかな、すき間からも
脱走してしまうことが、ありますし、
防犯上のことも、あるので、

換気扇を回したり、タイマーを利用して
日中だけ、エアコンの除湿か
微弱の設定にして、出かけるなど、

部屋がサウナ状態に、ならないよう
注意しましょう。

冬場は、段ボール箱に
猫が通れる位の、丸い穴を開けて、

その中にフリースや、毛布を入れておけば、
お気に入りの、寒さよけの場所になりますよ。

様々な事故対策

留守中に猫が暴れたり、物を落としたり、
狭い隙間に入り込んで、出て来られなくなる
ことも考えられます。

上から落ちてきそうな物、
猫が口にしたら、危なそうな小物は
きちんと、引き出しなどに入れ、

使わない電源は、コンセントから抜いて
片付けておきます。

また猫に、入って欲しくない部屋には
しっかりを、かけておく、

逆に猫が出入りしても、いい場所は
ドアストッパーをつけ、
猫が閉じこめられないように、注意しましょう。

私「それから、ゴミは蓋付きのゴミ箱に
  片付けておくようにね。
  特に生ゴミには、要注意よ!」

A「なるほど!これで、ちょっと安心して
  旅行が、できそうです。

  早速、タイマー付きの
  自動給餌器を、探してみます。」

おわりに

ペットを飼っていると、なかなか気軽に
旅行できないのが、悩みですよね。

ただ猫というのは、しっかり準備さえ
してやれば、留守番できる生き物。

旅行も猫も、好きな人は
猫だけで、留守番させることを、
そう深刻に悩まず、

うまく両立できる方法を、考えてみると
いいですよね。

そうはいっても、旅行中の猫の様子は、
どんなに万全に、準備しても心配なもの。

日頃から、ご近所に信頼できそうな
猫友達を、探してみたり、

指定時間に、猫を見に来てくれる
ペットシッターの情報を、収集してみたり、

留守中のペットの様子を、確認できる
カメラの設置等も、検討してみるなどすれば
より心置きなく、旅行が楽しめるかもしれませんね。

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