機械式時計の魅力!一番は手間がかかるところ?

クオーツ電波時計が、一般的になって久しいですが、
未だに、一部では強い人気を誇る、機械式時計

今日は、その機械式時計の魅力について、
たっぷりと、お話しします。

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初めに……言葉では言い尽くせないその魅力

まず、機械式時計の魅力についてです。
クオーツ電波時計の流行っている、今でも、
衰える事の無い、

機械式時計の魅力とは、なんだと思いますか?

※これは、筆者の経験に基づいた、主観の話になります。
 人の感じる魅力は、主観の塊ですので、
 是非読んで感じていただけると、うれしいです。

機械式時計の裏盤を、外した中身を、見た事のある人は、
どれほどいるでしょう。
まさに芸術です。

筆者は過去に、宝飾品を扱うお店で、その修理などを
していましたが、そこには時計職人もいました。

時計職人が、その中身を開く所を見るのが、
とても好きでした。

中には、僅か数ミリの小さな部品が、沢山詰まっています。
時計の裏盤を外す時さえ、特殊な器具で、
傷が付かないよう、細心の注意を払って、開きます。

その中身には、無粋な電池やモーターは、入っておらず
全て職人の手作業で作られている、
昔ながらのゼンマイで、動いています。

細かい作業をしていた筆者でしたが、
時計だけは、時計職人しか手の出せない領域でした。

職人は、ピンセットで一つ一つ取り出して、作業をします。
息を吹きかけると、飛んでいってしまいそうなくらい
小さな部品もあります。

誤差が生じているなら、職人の匙加減で、
少し、時計を早めておいたり、遅くしておいたり、
まさに『職人の感覚』で調整をします。

これはとても、大量生産の廉価品では、あり得ません
時計職人の、意地とプライドが、詰まっています。

いかがですか?
機械式時計って、とても凄い物だと思いませんか?

少し、一人歩きして、語ってしまいました。
次は、機械式時計が具体的に、
どういったものか、ご紹介しています。

機械式時計とはどんなものか

機械式時計を見た事はありますか?

あるいは、会社の上司が身につけていて、
かっこいいなあ……と、思っていたり。

ただ、一般的に抱かれている、機械式のイメージは、
値段が高く、手間がかかって、壊れやすい
確かにまったくもって、その通り。

しかし、そこに魅力があるのも、事実です。

機械式時計の値段

一から職人の手作り、である機械式時計は、
一番安いものでも、最低5万円くらい。

(これ以下の物は、誤差が大きい場合があるので、
 あまり、選ばれない方がいいかと思います。
 練習として、まず買ってみる場合は、別ですが)

10万〜30万のものが安物、と言われる世界で、
更に上を見れば、ブランドものであれば上限はない
ですね。

100万200万の物も沢山あります。

しかし、大量生産品とは違う、機械式時計は、
一つ一つのパーツ作りから、組み立てまで、
全て、職人の手作業です。

丹誠込めた、伝統の技の詰まった、機械式時計は、
もはや芸術品の域です。
その値段で自分の物になるのなら、安いくらいですよね。

機械式時計の精度

機械式時計の誤差は、日に±3くらい。
メーカーの基準では、日に±15までと
書かれている所も、ありますね。

それに比べてクオーツ電波時計は、
日ではなく月で±20くらいと、言われています。

機械式時計は、ゼンマイ式で、動いているので、
誤差はどんな何百万もする高級時計でも、生じます。

この時点で、高い時計のくせに誤差が、大きいのでは、
お金をかける意味がない、と言われる事も、事実です。

そして、そう考える人は、機械式時計を使わない方が、
いいでしょう。

自分が、手をかけてやらなければ、止まってしまう
とても手のかかる存在、ですが、
それが逆に、自分だけの相棒、とも思えます。

合理的ではないですが、
手のかかる贅沢を、楽しむのに、
これ以上の存在は、ありません。

機械式時計の日々の手入れ

手巻き式の場合は、
毎日同じ時間に、ゼンマイを巻く必要があります。

同じ時間というのは、その方が誤差が少ないからと、
言われていますね。

自動巻式の場合は、腕の動きに合わせて自動で
ゼンマイを巻いてくれます。

しかし、運動量が少なかったり、置きっぱなしだと、
ゼンマイを巻き上げてくれないので、
やはり自分で巻かなければなりません。

ウォッチワインダーと言う、自動式の巻き上げを
 手伝ってくれるケースもありますよ)

また、
3年〜5年に一回は分解修理(オーバーホール)
必須です。

これは、汗や汚れの付着で精度が落ちてくる問題と、
油切れで、ゼンマイが動かなくなる問題があるからです。

また耐久性も低く、衝撃や落下や磁気は、誤差を
更に生じさせる元となってしまうので、厳禁です。

こんな風に、
常に、動かしていないといけないだとか、
オーバーホールの手間も、ありますが、

すべて、自分だけの美しい時計の為、と思うと、
手間が可愛く、思えます。

まさに、自分だけの時計ですよね。

次に、機械式時計の魅力が、わかった所で、
初めてに丁度いい、エントリーモデルのメーカーを
幾つか記しておきます。

既に、この時計が欲しい、このメーカーがいい、
というのが、決まっていないのなら、
是非参考に、なさってください。

機械式時計のエントリーモデルメーカーなら

・ハミルトン

1892年創業の、アメリカメーカーで、
スイスの大手、スウォッチ傘下です。

よさはなんと言っても、リーズナブルな価格。
大手メーカー傘下なので、部品が安く、手に入り、
品質の3分の1程の値段で、手に入れられます。

・オリス

時計と言えばスイス、のスイスメーカー、ですね。
エントリーモデルの、メーカーと思われがち、ですが、
クォーツ時計は作らず、頑なに未だ機械式一本です。

値段と品質のバランスが、とれていますね。
10〜20万の価格帯でしたら、頭一つ、抜けています。

・グランドセイコー

日本メーカーのセイコーの、高級ブランドです。
価格は安い物でも、30万代ですが、

日本人向けな設計で、精度・仕上げ共に
申し分無い美しさ、
です。

ロレックスなど、中級ブランドと比べても、
品質は遜色無い
と、評判はとても高いですね。

どうせ買ってみるなら、安心の国産メーカーを……
というのも、とてもいいと、思います。

是非、自分だけの時計を見つけて、
末永くかわいがってくださいね。

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